Googleは昨日、Chromecastを発表し、世界を驚かせました。この小型メディアストリーミングドングルは一般消費者向けであり、Apple TVにとって大きな脅威となりますが、中小企業にとっても優れたツールとなります。
Chromecast の基本情報については、もうご存知かと思います。Chromecast はテレビやモニターの HDMI ポートに接続する小型デバイスで、YouTube や Netflix などのサービスや、Google Play の音楽や映画をワイヤレスネットワーク接続でストリーミング再生できます。Android または iOS モバイルデバイス、あるいは Windows PC や Mac の Chrome ブラウザからリモート操作できます。

消費者にとってはそれで十分です。Apple TV、Roku、Xbox 360やNintendo Wii Uなどのゲーム機、インターネット接続可能なテレビ、DVD/Blu-rayプレーヤーなど、ほとんどの人がすでにNetflixなどのコンテンツをストリーミング視聴できるのは事実です。しかし、Chromecastにはビジネスユースにも同様に価値のある秘密兵器があります。Chromeブラウザで視聴できるあらゆるコンテンツをストリーミングできるのです。
Gmail、Googleドキュメント、その他のGoogleサービスは基本的にChromeブラウザ内で実行されるため、Googleを中心とする企業は、他の企業よりもこの機能からより大きな価値を得られるでしょう。ただし、Googleに依存しない企業でもこの機能は利用可能です。Word文書やPowerPointプレゼンテーションなどのMicrosoftファイルは、HTML形式で保存し、Chromeで閲覧できます。
もちろん、会議用のコンテンツを接続して表示する方法は他にもあります。プロジェクターを使うこともできますし、WindowsやMacのノートパソコンをディスプレイのHDMIポートに直接接続することもできます。Chromecastの利点はシンプルさです。PCとChromecastを接続するケーブルは不要で、ボタンを押すだけでコンテンツをキャストできます。
公平を期すために言うと、Apple TVデバイスでもほとんどの機能を実現できます。実際、Apple TVデバイスを使えば、iOSデバイスやMac OS Xコンピューターにあるすべてのアプリとコンテンツをワイヤレスでストリーミングできます。特定のブラウザで視聴できるコンテンツに限定されるわけではありません。ただし、Chromecastは複数のプラットフォームで動作しますが、Appleエコシステムに限定されます。
では、Chromecast をビジネスで迷わず購入すべき理由を説明しましょう。価格はたったの35ドル。会議にコーヒーとベーグルを持っていくよりも安いのです。