Linux Mint のファンなら、昨年末に同プロジェクトが Linux Mint 12「Lisa」としても知られる最新リリースのデフォルト機能に DuckDuckGo 検索エンジンを組み込むことを決定したことを覚えているかもしれない。

この決定は、主にDuckDuckGoがMicrosoftのBingと関係があったため、少々物議を醸したが、切り替えには説得力のある理由があったことは否定できない。
DuckDuckGoはオープンソースソフトウェアで構築されているだけでなく、ユーザーを追跡することもありません。個人情報は収集、共有、または個々のユーザーの検索結果をカスタマイズするために利用されることはありません。そのため、DuckDuckGoで特定のキーワードを検索する人は誰でも同じ結果を得ることができます。
Google を使用している場合は、自宅でこれを試さないでください。
MintによるDuckDuckGoの採用に関する懸念は発表後すぐに沈静化しましたが、最近になってDuckDuckGoが再び脚光を浴びています。今回の理由は?それは、またしても別のディストリビューションが採用したからです。
「真にプライベートな検索体験」

そう、DistroWatch のページヒットランキングで現在人気第 19 位を占めている PC-BSD は火曜日、DuckDuckGo を自社のアプリケーション群に追加し、Firefox の推奨検索エンジンのリストに DuckDuckGo が含まれるようになったと発表しました。
PC-BSDの発表では、「DuckDuckGoは、真のプライバシー、スパムや不要な情報の低減、そして即時の回答を提供する汎用検索エンジンです」と説明されています。「プライバシーポリシーで広く知られ、高く評価されているDuckDuckGoは、ユーザー情報を保存または追跡せず、真にプライベートな検索体験を保証します。」
PC-BSD チームによれば、DuckDuckGo には、ショートカットを使用して多数の Web サイトを直接検索する機能や、さまざまな Web ソースからトピックの概要を提供する即時回答などの利点もあるという。
オープンソースがリード
最近、DuckDuckGo と Google を比較するために、「PC」という用語などで簡単な検索をいくつか試してみましたが、結果はほぼ同じでした。
DuckDuckGo の使用が劇的に増加していることも注目に値します。
Ubuntu LinuxがOS自体にプライバシー保護機能を組み込み始め、Firefox風の「Do Not Track」機能がWebブラウザで広く普及しつつある中、このオープン化が進みプライバシー重視の検索エンジンがますます普及しているのは特に興味深いことです。プライバシーに関しては、フリーソフトウェアやオープンソースソフトウェアが先導し始めているように見えます。