
ゲームの売上指標となると、感情は関係なく、データが全てです。調査グループEEDARは、「価格保護」に関する調査で、Wiiゲームがバーゲンセールで販売される割合がXbox 360やPS3タイトルの約2倍であることが明らかになったと、Cinema Blendは報じています。
「Xbox 360ではサードパーティ製タイトルの7.5%以上、PS3では9.09%が早期に価格保護の対象となります」と、EEDARのアナリスト、ジェシー・ディヴィニッチ氏は述べています。「しかし、WiiはXbox 360とPS3の平均のほぼ2倍となる15.1%に達しています。」ディヴィニッチ氏は、この現象を主流ゲームとカジュアルゲームが同時にリリースされることに起因するとしています。「ホリデーシーズンのリリーススケジュールが過密になりがちなことに加え、多くのパブリッシャーは、コアなAAAタイトルをターゲットとした大作タイトルを他のAAAタイトルと競合させないようにしています。一方、同様の市場をターゲットとする主流ゲームやカジュアルゲームは、同じ週にリリースされることが多いのです。」
でもちょっと待ってください。「価格保護」とは、小売業者が短期的な値下げから顧客を守るために行う行為ではないでしょうか? ええ、まさにその通りです。EEDARは単にこの用語の使い方を変えているだけです。彼らの調査では、ゲームの売れ行きが悪く小売業者が処分したいという理由で、パブリッシャーが卸売価格を下げる行為を指しています。
ディヴィニッチ氏は次のように付け加えている。「このデータセットで最も驚くべきことは、91% を超える品質スコアを獲得したゲームが、PlayStation 3、Wii、Xbox 360 の初期段階で価格保護されたことが一度もないことです。」
翻訳: サードパーティの出版社は、Wii の成功に乗じて金儲けを目的とした、つまらない使い捨てゲームをやめてください。
私が熱狂的なファンだと非難されないよう、私は Wii 版の Dancing With The Stars を実際に楽しんだ人間としてそう言っているということを知っておいてください。