画像: Otter / YouTube
文字起こしサービス Otter.ai は、Google Meet を使用する顧客が会議の内容を即座に文字起こしできるようにする Chrome 拡張機能を追加しました。
Microsoftは昨年末、独自の文字起こしサービスを通じてTeamsでライブ文字起こし機能の提供を開始しました。しかし、Google Meetでは、会議の進行に合わせて自動的に文字起こしを行う適切な方法がありませんでした。ユーザーからは、ChromeプラグインのGoogle Meet TranscribeとChat Transcribeのパフォーマンスが低いという報告があります。そこで、Otter.ai独自のChrome用プラグインであるOtter.aiが、Otterサービスを利用して文字起こし機能を提供します。Zoomは既にOtterとの連携を実現しています。
しかし、Zoomとの提携には、Otter Businessへの加入が必要です。これは有料プランで、ユーザー1人あたり月額8.33ドルかかります。Otterの無料サービス「Basic」では、ユーザー1人あたり月間最大600分の通話が可能ですが、ライブ音声のみとなります。つまり、有料サブスクリプションに加入していない限り、事前に録音された会話をOtterにインポートすることはできません。基本的に、新しいChromeプラグインはまさにこれを実現するもので、つまり、無料のBasicプランを利用しているユーザーは、新しいGoogle Meetプラグインを利用できるようになります。
Otterサービスは、会話を音声ファイルとして録音することで機能します。会議が始まると、ユーザーは小さなOtterアイコンをクリックすることで、Chromeウェブブラウザから直接起動するLive Notesパネルから自動字幕作成を開始できます。字幕はリアルタイムで提供され、会議終了時には会話全体の文字起こしとしてアーカイブされます。文字起こしは、アカウントをお持ちの場合、Otter.aiウェブポータルからアクセスできます。
Otterユーザーは、録画されたGoogle Meet通話終了後、トランスクリプトをハイライト表示、共有、画像の追加、キーワード検索、トランスクリプトの確認などを行うことができます。Google Meet内でOtterサービスが実際に動作するデモを下記に埋め込みました。