AMD の次期 Zen 3 CPU が来年まで延期されるという噂には耳を貸さないように、と情報筋が PCWorld に語った。
更新:AMDの関係者は、Zen 3の開発が順調に進んでいることを確認しました。この記事は2020年6月16日に最初に公開されましたが、以下の公式声明を追加して6月17日に更新されました。
今週、ハードウェア界では、AMD が待望の Zen 3 CPU の発売を延期することを決定したと話題になっている。どうやら同社は、現在の Zen 2 ベースの Ryzen 3000 CPU の人気に乗じて利益を得ようとしたためだと思われる。
「AMDは、『Zen 3』の発売延期に関する噂が不正確であることを認めます」とAMDの広報担当者は水曜日の朝の声明で述べた。
遅延に関する最初の報道は台湾のDigiTimesから発信され、Twitterユーザーの@chiakokhuaによって英語に翻訳された。
翻訳記事によると、「マザーボードメーカーによると、Ryzen 3000シリーズの売れ行きは好調です。これを受けてAMDは製品ライフサイクルを延長し、Zen 3アーキテクチャをベースとしTSMCの7nm EUVプロセスを採用した次世代Ryzen 4000シリーズを9月に発売することは絶対にありません。Ryzen 4000シリーズは早くても2020年末に量産に入り、2021年1月のCESで発表される予定です。5nm EUVプロセスに変更されるかどうかは現時点では不明です。」
この発表はインターネット上でPCファンを不安にさせたが、PCWorldの情報筋によると、心配する必要はないとのことだ。これは基本的に、AMDのCEOであるリサ・スー氏が4月に「次世代Zen 3 CPUとRDNA 2 GPUを2020年後半に発売する予定だ」と述べた時点に戻ったことになる。
Zen 3は、その名が示す通り、AMDの人気CPUに搭載されているコアの3代目となる予定です。信頼できるサイトWikichips.orgによると、7nmプロセスを採用し、Zen 2と比較して20%の高密度化と10%の消費電力削減を実現するとのことです。メインストリーム向けデスクトップ版とモバイル版のコードネームはCezanne、メインストリーム向けおよびハイエンド向けデスクトップ版のコードネームはVermeerです。エンスージアスト向けおよびワークステーション版のコードネームはGenesis Peakです。
