
クリーンで再生可能なエネルギーの追求において、風力タービンは太陽光発電に後れを取っているように思われます。私たちは太陽エネルギーを収穫する新しい方法を常に模索していますが、実質的には特大の扇風機のようなもので何ができるのでしょうか?
実のところ、かなりたくさんあります。
フランスのエコエネルギー企業Eole Waterは、風力エネルギーと淡水を集めることができる新しい風力タービンを開発しました。同社のWMS1000風力タービンは、最も乾燥した気象条件でも水蒸気を凝縮し、数ガロンの飲料水を生成することができます。
Eole Water社が開発したこのタービンは、30キロワットの電力を発電できる通常の風力タービンと見た目も動作も似ています。しかし、別のプロセスとして、タービンは風を本体に取り込み、エアコンに使われるような冷却コンプレッサーに送り込みます。風がタービンを通過すると、コンプレッサーによって冷却され、空気中の水蒸気が排出されます。
水は凝縮して水滴となり、一連のステンレス鋼管を通って滴り落ちます。そこから水は、タービンのみで駆動するろ過・浄化システムを通過します。これは優れた自立型システムです。
Eole Waterは現在、アラブ首長国連邦のアブダビ郊外の砂漠地帯に実用プロトタイプを設置しています。この風力タービンは、平均湿度45%、気温24℃(華氏で約75℃)の空気から、平均時速62リットル(16.3ガロン)の水を汲み上げることができます。同社によると、気象条件が良好であれば、タービン1基で時速1,000リットルの水を汲み上げることができるとのことです。
[Eole Water、Popular Science経由]
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