
HTCとSprintがEVOブランドのHTC Oneを発表するという私たちの予想は的中しました。HTC Evo 4G LTEが本日午後、ニューヨーク市でデビューしました。Evo 4G LTEは2012年第2四半期中に200ドルで発売される予定です。
ちょっと不格好な名前とは裏腹に、Evo 4G LTEは洗練された端末のように見えます。2月にグローバル版HTC One Xを入手しましたが、デザインとスペックはOne Xと非常によく似ています。
HTCが1ヶ月ちょっと前に開催されたMobile World Congressで発表したように、同社はOneシリーズのスマートフォンにおいて、カメラ、デザイン、そしてサウンドという3つの重要な要素に注力しています。Evo 4G LTEは、デジタル一眼レフカメラをイメージした赤いアクセントが特徴で、そのデザイン要素をしっかりと備えています。そして、Evoシリーズの伝統を忠実に守り、Evo 4G LTEには赤いキックスタンドが内蔵されています。
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Oneシリーズの他の機種と同様に、Evo 4G LTEのカメラにもHTC ImageChipを搭載したHTC ImageSenseソフトウェアが搭載されています。HTC Oneのカメラは、ほぼ遅延のないシャッタースピード、F2.0の絞り値、そしてハイダイナミックレンジ(HDR)やパノラマを含む様々な撮影モードを誇ります。
また、HTC One X と同様、4.7 インチのスーパー LCD ディスプレイ、HTC の Sense 4.0 を搭載した Android 4.0 オペレーティング システム、音楽を強化する Beats Audio も搭載されています。
ただし、Evo 4G LTEとグローバル版HTC One Xにはいくつかの違いがあります。例えば、Evo 4G LTEは、米国の通信事業者がHD Voiceに対応する初のスマートフォンとなります。
SprintのHD Voiceデモでは、背景ノイズを大幅に低減できることが示されました。これは、AT&T版HTC One Xに搭載されているものと同じ、デュアルコア1.5GHzのQualcomm Snapdragon S4 MSM8960チップによって実現されています。
残念ながら、予想通り、HTC Evo 4G LTEにはグローバル版に搭載されているTegra 3クアッドコアチップは搭載されていません。MSM8960は、デュアルマイクノイズ抑制とイヤピース式アクティブノイズキャンセリングを採用しています。
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Evo 4G LTEは5月7日より予約受付開始となります。この新しいスマートフォンの第一印象を、近日中にハンズオン形式でお届けします。どうぞお楽しみに。