
読者のスティーブさんは、PCのセキュリティ維持にVipre Premiumというプログラムを使用しています。このスイートには、ウイルス対策、マルウェア対策、スパイウェア対策、ファイアウォール、メール保護など、基本的に必要なものがすべて揃っています。しかし、スティーブさんはMalwarebytes Anti-MalwareとMicrosoft Security Essentials(ただし、リアルタイム保護はオフ)も使用しています。スティーブさんの質問は、MSEのリアルタイム保護をオンにして「Vipreと同時に実行」すべきでしょうか? 簡潔に答えると、いいえ。絶対にダメです。実際、スティーブさんはセキュリティソフトを使いすぎていると言えるでしょう。これはよくある間違いです。まず、Vipreスイートだけで十分です。万が一感染が潜んでいる場合に備えてMalwarebytes Anti-Malwareを手元に置いておくのも悪くありませんが、無料版とは異なりリアルタイムスキャン機能を備えたPro版を使用している場合は、Vipreと競合することになります。実際、このようにセキュリティ製品を重ねて使用すると、システムパフォーマンスに深刻な影響を与え、互いを脅威と誤認識してしまう可能性もあります。私のアドバイスは、セキュリティツールは必要最低限に留めておくことです。実際、Windows 7(SteveもWindows 7を使用しています)をお使いの場合、ほとんどのセキュリティ脅威に対処できる十分な機能が既に備わっています。Windows 7は堅牢なファイアウォールを備えており、内蔵のWindows Defenderがほとんどのスパイウェアやポップアップをブロックします。一方、Internet Explorer 9は、フィッシング、マルウェア、その他のブラウザ関連の脅威に対する強力な保護機能を提供します(実際、いくつかのテストではInternet Explorer 9が最も安全なブラウザであることが示されています)。さらにMicrosoft Security EssentialsとブラウザプラグインのWeb of Trustを追加すれば、ほぼ万全のPCが完成します。(これは私の経験に基づくものです。まさに私の設定ですが、今のところ一度も感染したことがありません。)結論として、セキュリティソフトウェアは使いすぎないようにしてください。やり過ぎは良くありません。寄稿編集者のRick Broidaは、ビジネスおよびコンシューマー向けテクノロジーについて執筆しています。PCに関するお困りごとは、[email protected]までお問い合わせください。または、PC World Community Forumsで役立つ情報を探してみてください。