
地図上で場所を探していると、ついつい他のことを調べてしまいがちです。興味深いランドマークや道路、あるいは私の場合は、Googleマップをスクロールしてテムズ川が内陸でどこで終わっているかを調べたり(答え:ケンブルの小川から始まっています)、といった具合です。でも、地図の中で迷子になるのが好きなら、宇宙全体の地図はいかがでしょうか?
スローン・デジタル・スカイ・サーベイ(SDSS-III)は、既知のすべての銀河とブラックホールの詳細を網羅し、様々な注目すべき位置を正確に示す3Dマップを作成しました。宇宙に何百万もの銀河が存在することを想像できれば、このマップが「一辺が40億光年の立方体に相当する体積をカバーしている」ことがお分かりいただけるでしょう。
この地図は、公開されているデータリリース9(DR9)プロジェクトを利用して、すべての画像と寸法データを提供しています。この調査プロジェクトは、6年間のプロジェクトのうち、これまでに最初の2年間のデータを公開しています。2年間分のデータは、2億個の銀河の画像と、135万個の銀河のスペクトル(3D要素の銀河間距離の測定値)を地図に提供するのに十分な量でした。
この地図は、SDSS-IIIのバリオン振動分光サーベイ(BOSS)のデータも使用しています。BOSSは、最大60億光年離れた銀河と、最大120億光年離れたクエーサー(恒星とガスを飲み込む、貪欲なブラックホールの一種)の位置を測定します。BOSSは、より大きく明るい銀河をターゲットにすることで、近くにあるやや小さな銀河を発見することを目指しています。
この地図自体は技術的な観点からも素晴らしいものですが、より大きな教育的目的も持っています。銀河の膨大なカタログを一般公開するだけでなく、宇宙の歴史を辿り、暗黒物質や暗黒エネルギーについてより深く理解するのに役立つ可能性があります。
SDSS-III ウェブサイトでは、マッピング用の DR9 データを確認したり、さらに多くのマップの静止画やビデオ プレビューを入手したりできます。
[SDSS-IIIとハーバード]
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