インテルのMeego OSをベースにしたタブレットとネットブックは、今年第2四半期に出荷が開始される予定であると、インテルの計画に詳しい情報筋が金曜日に語った。
Intelは、タブレット、スマートフォン、組み込みデバイス向けの軽量Linux OSであるMeegoの開発に多額の投資を行ってきました。しかし、これまでのところ、Meegoはタブレットやネットブックのベンダーから提供されていません。
Meego ロードマップによると、Meego は現在バージョン 1.1 であり、バージョン 1.2 は 4 月 21 日から 4 月 27 日の間にリリースされる予定です。

インテルの幹部は、Meegoベースのタブレットやネットブックの発売時期について、未発表の製品についてはコメントしないと述べ、明言を避けた。しかし、過去にはAsustek ComputerとAcerがMeegoへの支持を表明している。
インテルはすでにタブレット上でMeegoを披露しています。デモでは、複数のアプリケーションを同時に実行したり、最大5人のユーザーが同時にゲームをプレイしたりできるなど、OSのマルチタスク機能が強調されました。
Meegoによって、IntelはAtomプロセッサをベースにした様々な低消費電力デバイス向けに最適化されたOSの提供を目指しています。Atomは、AppleのiPadやSamsungのGalaxy Tabなど、ほとんどのタブレットに搭載されているARMプロセッサと競合します。Intelはまた、コードネームHoneycombと呼ばれるAndroid 3.0をAtomチップ向けに移植しています。
Meegoは昨年2月にIntelとNokiaによって発表されました。このOSはIntelのMoblinとNokiaのMaemo OSを統合したもので、現在はLinux Foundationによって開発が進められています。
インテルの最新タブレットチップ「Oak Trail」(Atomプロセッサ搭載)を搭載したデバイスは、今四半期後半または来四半期初めに市場投入される見込みです。また、インテルは2月14日から17日までバルセロナで開催されるMobile World Congress(MWC)において、最新のスマートフォンチップ(コードネーム「Medfield」)についても発表する予定です。
Meego OSは、GoogleのAndroidやAppleのiOSといったタブレットOSと市場シェアを争うことになる。Canonicalは過去に、Ubuntu OSのタブレット版をリリースすると発表していた。
同社には商用タブレットの顧客はいないものの、自動車アライアンス「Genivi Alliance」は、車載エンターテイメントおよびインターネットシステムにおけるMeeGoの採用を標準化すると発表した。Genivi Allianceのメンバーには、BMWやゼネラルモーターズなどが含まれる。