
マイクロソフトは正しいことをすることもあるが、時にはひどく間違ったことをすることもある。ワイヤレスアダプターに100ドルを請求するのは後者と言えるだろう。一方、ワイヤレス機能を内蔵した強化版Xbox 360に300ドルを請求するのは、驚きの声が上がるかもしれない。プレミアムコンテンツへのアクセスに年間50ドルを請求するのは構わない。しかし、他のゲーマーとオンラインで対戦するのに年間50ドルを請求するのは論外だ。
Xbox Liveの年間50ドルの会費に10ドル上乗せ? 今年11月1日から、カナダ、メキシコ、イギリス、そしてもちろんアメリカでも、新たな常識が生まれます。
11月1日より、Xbox Live Gold メンバーシップの年間料金は米国で49.99ドルから59.99ドルに値上げされます。3ヶ月契約は19.99ドルから24.99ドルに値上げされます。そして月単位の契約はどうでしょうか?こちらも7.99ドルから9.99ドルに値上げされます。
「2002年にXbox LIVEを開始して以来、価格は据え置きながら、会員の皆様に継続的にコンテンツとエンターテイメント体験を提供してきました」と、マイクロソフトのラリー・メジャー・ネルソン・フリブ氏はXboxをテーマにした自身のブログに記しています。「新価格設定後も、Xbox LIVEゴールドメンバーシップは業界最高の価値を提供し続けると確信しています。」
おそらくそうは思えません。なぜなら、現時点では業界最高の価値を提供しているわけではないからです。ソニーはマイクロソフトを圧倒し、年間50ドルでプレミアムコンテンツ付きのPlayStation Plusサービスを提供しながら、賢明にもマルチプレイヤーを有料の壁の向こう側、つまり無料側に留めています。これは何十年も前から続いており、MMOは別として、PCゲーマーにとっては今でも変わりません。
いずれにせよ、おそらく最後の12ヶ月間、現在の価格を固定したいのであれば、Hrybは「忠実な会員の皆様に感謝の意を表し、現在の価格をさらに割引価格で固定する機会をご提供いたしますので、今がサブスクリプションを更新する良いタイミングです」と書いています。これはこれまでよりもお得なプランで、年間39.99ドルでご利用いただけますが、これは明らかに長期的な痛みを和らげるための「アメ」に過ぎません。
新たな長期展望とは? Xbox 360があと5年生き残ったとしましょう。そうなると、300ドルの出費になります。50ドルの価格帯で購入した場合よりも50ドル多く支払うことになります。