マイクロソフトとオラクルは月曜日に新たな提携の詳細を発表する予定である。これは、オラクルのCEOラリー・エリソンが来週Oracle Database 12cに関して約束した「驚くべき一連の」発表のうちの1つである。
オラクルは来週、クラウド分野における最大かつ最も重要なSaaS(サービスとしてのソフトウェア)企業およびインフラ企業との技術提携を発表する予定だ。これらの企業は「今後何年にもわたって」オラクルの技術に注力することになる、とエリソン氏は木曜日の決算説明会でアナリストらに語った。さらに、オラクルはSalesforce.com、NetSuite、Microsoftといった企業との提携も発表する予定だと付け加えたが、詳細は明らかにしなかった。

NetSuiteやSalesforce.comをはじめとする多くのSaaSベンダーは、長年にわたりOracleのデータベースを使用してサービスを構築しており、12cへのアップグレードが見込まれます。Microsoftは、競合するSQL Serverデータベースを多くの市場で提供しています。SQL Server 2014のプレビュー版は今月末に提供開始され、正式版は2014年初頭に販売開始される予定です。
同社は現在、12cがデータベース層でマルチテナント機能を備えた「モダンクラウドの基盤」となることを期待しており、これにより仮想マシンを介したマルチテナント化のオーバーヘッドや、マルチテナント・アプリケーション・アーキテクチャに起因するセキュリティ問題を回避できるとしている。一部の企業は、少数のサーバーで大量の顧客データを運用するために、アプリケーションにマルチテナント機能を組み込み、それを経済的に実現していると同氏は述べた。12cのマルチテナント機能は、別途料金が発生するオプションとなる。
オラクルの社長マーク・ハード氏、マイクロソフトのCEOスティーブ・バルマー氏、そしてマイクロソフトのサーバーおよびツール事業担当社長サティア・ナデラ氏が、月曜日の記者向け電話会議で講演する予定です。マイクロソフトは来週、サンフランシスコで開発者向けカンファレンスを開催します。
オラクルは木曜日、第4四半期の売上高が前年同期比横ばいの109億ドル、利益が10%増の38億ドルだったと発表した。