
アップルは、環境規制に違反した疑いのあるサプライヤー15社を調査するため、第三者監査会社を雇う予定だと、火曜日に同社と面会した地元の環境団体が明らかにした。
アップルは、中国のサプライヤーが引き起こす汚染を同社が制御できていないと非難された後、これらの団体と協議を行っている。
アップルの北京オフィスは、サプライヤーが環境および労働基準を満たすよう努めていると以前に述べていたものの、団体の主張に関する問い合わせにはすぐには回答しなかった。
これらの団体による過去の調査では、アップル製品のサプライヤーと疑われる27社の施設で環境問題が明らかになっている。環境団体が8月に発表した報告書によると、あるケースでは、2社の製造業者による汚染が近隣住民のがん罹患率の上昇と関連していた。
アップルは5人の従業員を中国の5つの環境団体に派遣し、面談を行った。そのうち2人はアップルの米国本社から派遣され、サプライチェーン管理を担当していた。アップルは環境団体に対し、従業員の氏名を報道機関に公表しないよう要請した。
会談に出席した公共環境問題研究所の副所長ワン・ジンジン氏によると、アップルは火曜日の会合で、同団体が特定したサプライヤー22社のうち15社が実際に同社製品の製造業者であることを認めたという。
しかし、会議に出席した環境団体のメンバーによると、アップルは22社のサプライヤーのうち15社が適切なサプライヤーであるかをグループに明らかにしなかった。彼らは、アップルとそのサプライヤーの責任をより明確にするために、情報を公表すべきだと考えている。
「アップルの取り組みは前向きだ」と、火曜日の会議に電話会議で参加したグリーンストーン環境行動ネットワークの事務局長、李春華氏は述べた。「しかし、サプライチェーンに関してもっとオープンになってほしい。この分野では、アップルはもっと多くのことをしてこなかった」
アップルと環境保護団体の会合は、ノートパソコンのアルミケースを製造しているとみられる工場が中国政府によって閉鎖を命じられた直後に行われた。
アップルのMacBookのサプライヤーであるキャッチャー・テクノロジーは、近隣住民から工場から耐え難い悪臭がするとの苦情が寄せられたため、先月工場を一時閉鎖した。