インテルは木曜日、64ビット版のAndroid OSとコード名Bay TrailのIntel Atomチップを搭載したタブレットが来年発売されると発表した。
インテルのブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)は、カリフォルニア州サンタクララでウェブキャストされた投資家向け会議で、同社はBay Trailチップで動作するAndroid OSの64ビット版を開発中であると述べた。
64ビット版Androidタブレットは、MicrosoftのWindows 8.1の64ビット版を搭載したBay Trailタブレットが来年第1四半期にリリースされた後にリリースされる予定だと、クルザニッチ氏は述べた。Intelは、Bay Trail搭載のAndroidタブレットの価格は150ドルからになる可能性があると述べている。Bay Trailチップは既に64ビットアドレスをサポートしている。
現在、ARMおよびIntelプロセッサ搭載のタブレットには32ビット版のAndroidが搭載されています。64ビット版IntelベースタブレットではどのバージョンのAndroidが採用されるかは不明です。Intelは現在、コードネーム「KitKat」と呼ばれるAndroid 4.4 OSのイメージを開発中です。
しかし、IntelベースのAndroidタブレットは、64ビットアドレスをサポートする最初のタブレットではありません。Appleの最新のiPad AirとiPad Mini Retinaディスプレイモデルは、既に64ビットアドレスをサポートするA7プロセッサとiOSオペレーティングシステムを搭載しています。Appleは、64ビットアドレスによってデバイスのアプリケーションとグラフィックスのパフォーマンスが向上したと主張しています。

インテルのソフトウェアおよびサービスグループ担当副社長兼ゼネラルマネージャーのダグ・フィッシャー氏は、9月に開催されたインテルの開発者会議での講演で、64ビットカーネルをサポートするAndroidタブレットは、より大容量のシステムメモリにアクセスでき、モバイルデバイスでUltra-HDビデオを視聴できるようになると述べた。
今日のタブレットのほとんどはARMプロセッサを搭載していますが、GoogleとIntelは緊密に協力してAndroidをIntelプロセッサ搭載タブレット向けに最適化してきました。Intelはx86 Androidソフトウェアスタックに大きく貢献しています。IntelはOSの柔軟性を提供することを目指しており、Androidによってデバイスメーカーはより安価なタブレットを提供できると述べています。
インテルは今年、自社製チップを搭載したタブレットの出荷台数を4000万台に倍増させたいとクルザニッチ氏は語った。