技術系YouTuberのRoman Hartung氏(別名「der8auer」)は、最近の動画で精巧な偽造CPUが現在流通していると指摘し、よく見なければ本物と見紛うほどの偽造AMD Ryzen 7 7800X3Dを個人的に発見したと報じた。
ハートゥング氏は、視聴者の一人から直接CPUを入手しました。視聴者から直接連絡を受けたのです。このCPUは元々、Facebook Marketplaceのようなプラットフォームに匹敵するオンラインマーケットプレイス「OLX」で約300ユーロ(CPUの通常価格400ユーロからかなりお得な価格)で購入されました。
視聴者がCPUをPCに取り付けた後、起動しなくなったため、CPUに何らかの問題があることは明らかでした。しかし、詳しく調べてみると、そのCPUは偽物であることが判明しました。
AMD CPUの精巧な偽造品
der8auer 氏はビデオの中で、偽の CPU と、そのベースとなっている実際の CPU の違いを紹介しています。
一見すると、2つのCPUは非常によく似ています。違いはPCB(プリント基板)の色とコンデンサに接着剤が付いていないことだけで、Hartung氏の目にすぐに留まりました。また、PCBの高さは1mm未満と大幅に低くなっています(オリジナルは1.3mm)。
しかし、ヒートスプレッダーの形状やラベルなど、より微妙な違いがあり、これらは熟練した目でしか見分けられません。ヒートスプレッダーは簡単に取り外すことができ、この場合はいわば空の回路基板が現れます。
本物を模倣するため、偽造ヒートスプレッダは回路基板上に接着され、高さが付けられています。驚くべきことに、偽造者は基板上にコンデンサを配置するという手間をかけています。
パッケージもオリジナルボックスをかなり忠実に再現しています。このような偽造CPUを購入する場合、外観に目立った違いはほとんどありません。そのため、サードパーティ製のプラットフォームでは、このような偽造品に騙されないよう特に注意が必要です。
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この記事はもともと当社の姉妹誌 PC-WELT に掲載され、ドイツ語から翻訳およびローカライズされました。
著者: René Resch、寄稿者、PCWorld
ルネは2013年からドイツのFoundryチームに所属しています。当初は開発チームでキャリアをスタートし、その後、ポータル管理の分野で研修生やフリーランスとして活躍しました。2017年からはフリーランスライターとして活動しています。特に、テクノロジーのトレンド、ゲーム、PCなどのトピックに興味を持っています。