グーグルは、5月にモトローラ・モビリティの買収を完了して以来初の財務諸表で、第2四半期の利益が前年同期比11%増の27億9000万ドルだったと発表した。

モトローラは6月30日までの四半期で12億5000万ドルの売上高を上げ、これはGoogleの総売上高の約10%に相当します。しかし、モトローラは2億3300万ドルの営業損失を計上し、Googleの総売上高に対する営業利益の割合を6ポイント低下させました。
モトローラの売上を含むグーグルの総収益は122億1000万ドルで、前年同期の90億2000万ドルから増加した。
決算報告に関する電話会議で、アナリストらはグーグル幹部に対し、モトローラにどのような変更を加える可能性があるか尋ねたが、具体的な回答は拒否した。
「モトローラでは明らかに何らかの変化が予想されます。現在、各部門の評価を進めていますが、入社してまだ数週間しか経っていないため、十分な調査を行う時間が必要です」と、グーグルの上級副社長兼最高事業責任者であるニケシュ・アローラ氏は述べた。
さらなるハードウェアの開発も進行中
Google はデバイス製造への進出を拡大することに賭けているようだ。
CEOのラリー・ペイジ氏は声明の中で、同社が最近サンフランシスコで開催したI/O開発者会議でNexus 7タブレットを含む「一連のエキサイティングな製品」を発表したと述べた。
「モトローラがグーグル・ファミリーの一員となったことも今四半期の特別な点であり、ユーザーにとって素晴らしいデバイスを開発できる可能性に興奮している」とペイジ氏は語った。

同社によれば約1カ月前に声を失ったというペイジ氏は、決算説明会には参加しなかった。
ペイジ氏の健康状態について尋ねられると、アローラ氏は「ラリーについては新しい情報はありません。声を失ったため、公の場で話すことはできませんが、会社を経営し続けています。彼はここにいて、私たちが行うすべてのビジネス上の意思決定に関わっています」と述べた。
Googleの広告事業は堅調に推移し、売上高は前年同期比21%増の約110億ドルに達した。しかし、クリック単価(広告主からの1クリックあたりの収益)は前年同期比16%減少した。金融アナリストの間で懸念材料となっていたこの指標は、今年第1四半期から1%上昇した。
トムソン・ロイターが調査したアナリストは、グーグルの1株当たり利益(一時項目を除く)を10.04ドルと予想していた。グーグルは10.12ドルの利益を計上した。