
Skype の障害が世界中のユーザーに影響を与えてから 24 時間以上が経過し、ほとんどのユーザーに対してサービスがオンラインに復帰しました。
音声通話やビデオチャットにSkypeを普段から利用している方なら、何が起きたのか、そしてSkypeがどのような対応をしているのか、知りたいことも多いのではないでしょうか。幸いなことに、Skypeは障害発生中もブログやTwitterで定期的に情報を更新しており、透明性を保っています。
今週の Skype 障害について知っておくべきことを以下にまとめます。
Skype の現在の状況はどうですか?

本稿執筆時点で、Skypeはヨーロッパと米国東海岸の全ユーザーを含む1,650万人の同時接続ユーザーへのサービスを復旧しました。これは、通常この時間帯にSkypeが利用するユーザーの約80%に相当します。
Skype がすべてのユーザー向けに修正されるのはいつですか?
残りの Skype ユーザーがいつサービスを再開できるかは不明です。
オンラインに戻った Skype ユーザーに何か問題はありますか?
音声、ビデオ、IMサービスは、サービスにアクセスできるユーザー向けに復旧しました。オフラインIMとグループビデオ通話の復旧にはさらに時間がかかりますが、Skypeは具体的なスケジュールを明らかにしていません。
どうしたの?

Skypeは未だに障害の原因を正確に把握しておらず、また公表もしていませんが、問題は「スーパーノード」に起因しています。スーパーノードとは、電話帳のような役割を果たし、コンピュータ同士が互いの位置を特定するSkypeクライアントです。これらのスーパーノードの多くがオフラインになったため、Skypeも同時にダウンしました。
不正行為の証拠はありますか?
Skype は明言していないが、TechCrunch によると、悪意のある攻撃も含め、まだ何も排除されていないとのこと。
Skype は問題をどのように解決していますか?
この問題を解決するために、Skype は、その不足を補うために「メガ スーパーノード」を構築し、一方で前述のオフライン IM とグループ ビデオ機能を一時停止して、コア サービスに注力しています。
Skype は長期間の停止をユーザーに対してどのように補償するのでしょうか?
Skypeは、「長年のご愛顧に感謝の意を表し、常にご愛顧いただいている有料会員の皆様にクレジットバウチャーをご提供します」としています。つまり、Skypeを無料でご利用いただいている場合、そのご苦労に対する見返りは期待できないということです。有料会員の皆様には、後日詳細をお知らせいたします。