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ヨーロッパは Google の新しいプライバシー計画を覆すのか?

ヨーロッパは Google の新しいプライバシー計画を覆すのか?
ヨーロッパは Google の新しいプライバシー計画を覆すのか?

欧州のデータ保護当局は、Googleに対し、Googleの全サービスにおいてユーザーの個人情報をさらに統合する新たな統合プライバシーポリシーの導入を延期するよう求めている。EU域内の27のデータ保護当局が加盟する欧州連合(EU)第29条作業部会は木曜日、GoogleのCEOであるラリー・ペイジ氏に書簡を送り、同社のポリシー更新について検討するための時間的猶予を求めた。

「ユーザーとEU市民の情報権に対するGoogleの取り組みについて誤解が生じないよう、(新しいプライバシーポリシーの導入を)一時停止するよう求めます」と、第29条の委員長ジェイコブ・コーンスタム氏は(PDF)に記した。

仮にグーグルがプライバシーポリシーの施行を遅らせたとしても、それが米国を含む世界の他の地域のユーザーに影響を及ぼすかどうかは不明だ。

Googleは、欧州の規制当局が抱く懸念について協議する用意があると述べているものの、新プライバシーポリシーの適用を保留するという要請を尊重するかどうかについては明言を避けている。「発表の数週間前に、ワーキンググループのほとんどのメンバーに説明を行いました」とGoogleはPCWorldへの声明で述べている。「当時、大きな懸念を表明したメンバーはいませんでした。そして今、私たちはユーザーへの情報提供を当社史上最大規模で開始しました。変更は3月1日まで有効になりませんが、それまでの間に変更についてご質問のある[データ保護当局]と喜んで協議いたします。」

Googleの新しいプライバシーポリシーは、様々なGoogleサービスの60以上のプライバシーポリシーを1つの文書にまとめたものです。この新しいポリシーにより、Googleは様々なGoogleサービスに散在するユーザーの個人情報を統合し、すべてのサービスにおいてユーザーを単一のユーザーとして扱うことができるようになります。Googleは現在、すべてのサービスを対象とする70以上の個別のプライバシーポリシーを策定しています。

Googleで簡単

Googleは、新たに統合されたプライバシーポリシーはよりシンプルになるだけでなく、「より直感的なGoogleエクスペリエンス」を提供できるようになると述べている。製品間でより多くの個人情報を統合することで、Googleは、地域の交通状況を考慮した位置情報に基づく予約リマインダー、より正確なスペルの提案、検索結果の改善といった新しいサービスを提供できるようになるだろう。

しかし、プライバシーに関する変更は、新しいプライバシーポリシーによってユーザーが自分のデータに対するコントロールが弱まることを懸念する議員たちの間で懸念を引き起こした。

「ユーザーがGoogleのあらゆるサービスにおいて自分の情報を共有するかどうかを決定できるようにすることが不可欠だ」と、議会プライバシー議員連盟の共同議長であるエド・マーキー下院議員(マサチューセッツ州選出、民主党)は、Googleが新しいプライバシーポリシー計画を発表した1月下旬に述べた。マーキー議員はその後、ジョー・バートン下院議員(テキサス州選出、共和党)と共に、Googleの新しいプライバシーポリシーが、Google Buzzにおけるプライバシー侵害をめぐってFTCと以前に合意した和解に違反するかどうかを問う書簡(PDF)を連邦取引委員会(FTC)に送付した。

Googleは最近のプライバシーに関する懸念に対し、プライバシーポリシーを更新しているものの、Googleのユーザープライバシー管理は変更されていないと主張した。

「当社のプライバシー管理は変更されていません。以上です」とGoogleは最近のブログ投稿で述べている。「ユーザーは、検索履歴の編集と削除、YouTubeの視聴履歴の編集と削除、ログイン状態またはログアウト状態を問わず、当社の多くのサービスの利用、Googleダッシュボードと広告設定マネージャーを使用した、当社が収集するデータの確認と使用方法の管理、そして当社のサービスから情報を削除したい場合のデータ解放の取り組みを活用できます。」Googleは、新しいプライバシーポリシーについてGoogleに書簡を送った議員たちにも同じコメントを送付した。

意見が分かれる

プライバシー擁護団体の意見は、Googleのプライバシーポリシー変更をめぐって分かれているようだ。公益調査団体である電子プライバシー情報センター(EPIC)は、Buzzとの和解の一環として、Googleが連邦取引委員会(FTC)に提出したプライバシー報告書を速やかに公開するよう求めている。「Googleが2012年3月1日に事業慣行を変更する予定であることから、EPICはFTCに対し、報告書の公開を早めるよう要請した」とEPICは述べている。

一方、デジタル権利団体の電子フロンティア財団は、グーグルのプライバシーポリシー簡素化計画を賞賛する一方で、実際にどのようなポリシー変更が行われるのかという説明が不十分だと同社を批判している。

3月1日に発効予定の同社の新しいプライバシーポリシーは、Googleのプライバシーページで確認できる。

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Otpoo

Health writer and researcher with expertise in evidence-based medicine and healthcare information.