カスタマイズ性は多くのユーザーにとって常に Firefox の大きな魅力の 1 つとなってきましたが、最近、Mozilla 内部の少なくとも一部の人々は、このオープン ソース ブラウザのオプションが多すぎるのではないかと疑問を抱いています。

「もし、ある企業がたった今、何億人ものユーザーに製品を出荷しようとしていて、その製品には、クリックすると製品が完全に壊れてしまい、インターネットから締め出されてしまう可能性のある、目立つボタンがいくつか含まれていると言ったら、それがどの製品かわかりますか?」と、Mozillaで製品設計戦略に携わるアレックス・リミ氏は月曜日のブログ記事で書き始めた。
結局、その答えは他でもない Firefox であり、Firefox には「メイン設定に、ほとんどの人にとってブラウザが使い物にならなくなるような多くのオプションが付属している」とリミ氏は説明した。
「Firefoxが壊れているように見える」
リミ氏が言及しているのは、Firefox の設定でユーザーが選択したり選択解除したりできる多数のチェックボックスの一部であり、彼は特に鮮明な例をいくつか挙げています。
1つは、ユーザーがFirefoxの設定にあるコンテンツパネルの「画像を自動的に読み込む」ボックスのチェックを外すと、たとえばGoogleの検索ボックスが表示されなくなり、インターネットが事実上機能しなくなるというものだ。

「JavaScriptを有効にする」のチェックボックスをオフにすると、同様の混乱が生じる可能性があります。「コンテンツを表示するだけではない最近のほとんどのサイトは、JavaScriptが有効になっていないと、興味深い不可解な方法で動作しなくなります」とリミ氏は書いています。「一般ユーザーにとって、Firefoxは壊れているように見えるでしょう。」
他の例としては、ナビゲーション ツールバーの選択を解除したときに何が起こるかや、証明書マネージャーで実行できるほぼすべての操作などが挙げられる、と彼は付け加えた。
「壊滅的な影響」
Limi 氏の結論は、Firefox のオプションの多くはごく少数の人々にしか使用されていないにもかかわらず、それを理解していない人にとっては「悲惨な」影響を及ぼす可能性があるということです。
「私たちは誰もが使えるソフトウェアを設計しようとしています。それはつまり、ユーザーの安全を確保し、ユーザーが毎日頼りにしている製品を簡単に壊せないようにする必要があるということです」と彼は説明した。
要するに、リミ氏はMozillaにFirefoxの設定を見直し、刷新するよう求めている。それが実現するかどうかはまだ分からない。