10月に予告されていた通り、Raspberry Pi Model Aの新しいボードがついに登場しました。前モデルよりも安価で、はるかに小型になっています。月曜日には、Raspberry Piの創設者であるEben Upton氏がModel A+を発表しました。価格は5ドル引き下げられ、通常のAボードと比べて全長が約2.5cm短くなっています。

ラズベリーパイ モデルA+
現在発売中の新型Model A+は20ドルで、256MBのRAMを搭載し、他のRaspberry Piボードと同じBCM2835プロセッサを搭載しています。A+は、7月に発表されたModel B+の一部機能も継承しています。B+と同様に、A+はGPIOピンを26本から40本に増加、独自の低ノイズ電源を備えた新しいオーディオ回路、そしてプッシュプッシュ式のmicroSDスロットを備えています。
しかし、20ドルという低価格を実現するには、いくつか犠牲にしなければならない点があります。Model Aと同様に、A+にはイーサネットジャックがなく、USBポートも1つしかありません。HDMI出力は搭載されており、他のボードと同じディスプレイとカメラ接続端子を備えています。A+の全長は約2.56インチで、これまでのRaspberry Piの中で最もコンパクトです。ちなみに、Model Aの全長は3.39インチでした。
ストーリーの裏側: Raspberry Pi財団は、Model A+によって超低価格ボードへの関心をさらに高めたいと考えている。10月にTechCrunch Disrupt EuropeでUpton氏は聴衆に対し、Model Aの販売台数が10万台をわずかに突破した一方、Model BとModel B+はすでに400万台を超えていると述べた。さらに安価なボードとModel B+風のアップグレードをいくつか追加することで、Raspberry Pi財団はベーシックなコンピューティングデバイスへの関心をさらに高めたいと考えている。
なぜ欲しいのですか?
Raspberry Piを手軽に使えるエンターテイメントセンターとして、あるいはUSBポートを多数備えたミニPCとして使いたいなら、B+モデルの方が適しているでしょう。しかし、スペースが限られているハードウェアプロジェクトでRaspberry Piを使いたいなら、A+モデルも検討する価値があります。
Model A+は、今後数ヶ月の間にRaspberry Pi業界から発表される2つの大きな発表のうちの1つに過ぎません。また、Raspberry Piボード専用に設計された7インチWVGAタッチディスプレイアクセサリも発売予定です。