現時点では、AMDの期待の的となっているRyzenプロセッサについて多くのことが分かっています。このプロセッサは、AMDにとって10年で最高のチップファミリーになりそうです。基本的なスペックも分かっています。すべてのRyzen CPUがオーバークロック可能であることも分かっています。発売時には豊富なハードウェアサポートが提供されることも分かっています。そして、AM4マザーボードは少なくとも2020年までは販売されるでしょう。他にもまだまだ分かっていることはたくさんあります。
一つだけ分からないことがあります。それは、漠然とした「第1四半期」という情報以上の発売日の詳細です。CESでAMDの担当者はPCWorldに対し、目標は四半期末ではないと述べていました。しかし、Game Developers Conference(GDC)のセッションリストに誤りがあったことで、Ryzenの発売時期がより明確になりました。

CES 2017 の AMD Ryzen 搭載 PC。
このセッションのタイトルは「AMD Ryzen CPUの最適化(AMD提供)」で、ゲーム開発者にZenアーキテクチャの詳細な内容を紹介することを目的としています。しかし、 Anandtechが発見したように、真に興味深いのは説明文の冒頭の一文です。「AMDゲームエンジニアリングチームのメンバーと一緒に、最近リリースされたAMD Ryzen CPUの紹介と、高度な最適化のトピックについて学びましょう。」
最近発売されたんだっけ?
AMDのセッションの正確な日時はまだ未定ですが、GDC 2017は2月27日から3月3日まで開催されるため、Ryzenが真のIntelのライバルとなるかどうかは、遅くとも3月3日までには明らかになると思われます。(価格の詳細が分かればの話ですが。)AMDの公開デモはすべて8コア16スレッドのハイエンドCPUをベースとしていますが、AMDによるとRyzenの発売時にはチップファミリー全体が提供されるとのことです。
発表といえば、Intel独自のKaby LakeデスクトッププロセッサがCESで発表されました。さあ、激突の予感です。
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一方、PCWorldのFull Nerdポッドキャストでは、熱心なハードウェア愛好家として、先日のCESレポートの大部分をAMDのRyzenについて語り合いました。基本情報から詳細な分析、そして(なんと!)GDCでの発表予想まで、盛りだくさんの内容です。ぜひチェックしてみてください。また、PCWorldのFacebookとYouTubeをフォローして、隔週でFull Nerdライブ配信を視聴し、PCに関する熱い質問をお寄せください。