
読者のパトリシアさんから質問があります。「なぜアプリケーション ソフトウェアを [ハード] ディスクではなく USB ドライブに保存できないのでしょうか?」
実は、一部のソフトウェアはUSBドライブ(フラッシュドライブ)から起動できます。これは非常に便利です。お気に入りのプログラムをポケットに入れて持ち歩き、ドライブをPCに接続するだけで使えるようになるからです。
しかし、これはすべてのプログラムに当てはまるわけではありません。多くのプログラムはWindowsと同じ物理ドライブ上に配置する必要があります。例えば、OfficeやPhotoshopのような高機能アプリはOSと密接に連携しているため、理論的にはフラッシュドライブにインストールできますが、他のPCでは動作しません。また、プログラムとWindowsの両方が破損するリスクもあります。
とはいえ、「ポータブル」と称されるアプリは数百種類あります。つまり、フラッシュドライブから実行できるように特別に設計されているということです。インストールやOSへの「フック」を必要とせず、保存場所に関係なく動作する自己完結型のプログラムだからです。
例えば、OpenOffice、Foxit Reader、Firefox、KeePass Password Safe、Skypeなどにはポータブル版があります。完全なリストとダウンロードリンクについては、PortableAppsをご覧ください。
フラッシュドライブの私のお気に入りの使い方の一つは、PCからマルウェア感染を除去することです。これは、様々なポータブルセキュリティプログラム(特にSUPERAntiSpyware)のおかげで実現できます。
本当に意欲的な方は、フラッシュドライブを使って Linux オペレーティングシステム全体を一時的に起動することも可能です(Lincoln Spector が「Boot Linux From a Portable USB Drive With Universal USB Installer」でその方法を解説しています)。Windows インストールファイルをフラッシュドライブにコピーするユーティリティ「WinToFlash」もあり、これを使うと Windows のインストールがより高速かつ簡単に、そしてよりポータブルに行えます。
つまり、パトリシアさん、フラッシュ ドライブにすべてのプログラムをインストールすることはできませんが、ドライブを使用して多くの優れたプログラムを実行することができます。
寄稿編集者のリック・ブロイダは、ビジネスとコンシューマー向けテクノロジーについて執筆しています。PCに関するお困りごとは、 [email protected]までお問い合わせください。また、PC Worldコミュニティフォーラムには、役立つ情報が満載です。