サービス開始から2年後、Evernoteは初の記者会見を開催し、サードパーティ製APIツールによるサービス機能の大幅な拡張を発表しました。Evernote Trunk(同社の象のロゴをもじったもの)と名付けられたこの取り組みでは、67人の開発者による100ものアドインサービスが、デスクトップ版とWeb版のEvernoteに即座に導入され、モバイル版も近日中に公開される予定です。

CEO フィル・リビンは、サンフランシスコの W ホテルの小会議室に登壇し、Evernote Trunk に含まれる興味深い新サービスをいくつか発表しました。中でも注目すべきは、Dial2Do、Seesmic、SAP による新サービスの説明です。これらのサービスは、Evernote に音声文字変換、ソーシャルメディア連携、グループコラボレーション機能をもたらします。
本日発表されたTrunkの新アプリの中でも特に注目すべきは、サードパーティ製アプリを通じてサービス提供を拡大するというEvernoteの総合的な戦略です。SpringPadのような、ToDoリストからレシピまであらゆるものを追跡できる魅力的な組み込みツールを備えた新しいメモサービスが登場するにつれ、Evernoteは革新を迫られてきました。しかし今、Evernoteは自社の開発チームに頼ることなく、ユーザーの需要に応えることができるようになりました。

Evernote Trunk は、https://www.pcworld.com/appguide/index.html?platform=2、デスクトップおよび Web アプリ、サービスのサポートが組み込まれたハードウェア (ペンやスタイラスなど)、ギア (今のところほとんどが T シャツ、メモ帳、まったくのジャンク)、および Make や BlackBook などのサードパーティ メディア パートナーによる自己完結型ノートブックの 5 つのカテゴリの製品とサービスを提供しています。
Evernote Trunk のアドインサービスの一部は無料ですが、企業グループでのコラボレーションを可能にする SAP StreamWork など、多くのアドインサービスは有料のサブスクリプションが必要です。とはいえ、ソーシャルメディアのやり取りを記録したり、RSS フィードからメモを作成したり、ToDo リストを管理したりするための、魅力的な無料アドインが既に豊富に揃っています。
リビン氏は今冬、Evernote の Trunk サービスを拡張し、開発者への収益分配も含め、アプリ ストアのエクスペリエンスに近づける計画だ。
Trunkは本日からデスクトップクライアントとWebユーザー向けにご利用いただけますが、私のクライアントがアップデートを見つけられなかったため、サイトにアクセスして最新バージョンを手動でダウンロードする必要があるかもしれません。Libin氏によると、iPad版は来週リリース予定で、iPhone、Android、BlackBerry版も「近日中」にリリースされる予定です。