グーグルは、16の空港と50以上の鉄道・地下鉄の駅を皮切りに、国際的な交通ハブをマッピングする取り組みの一環として、屋内にカメラを持ち込む予定だ。
新しいパノラマ画像は、GoogleマップとGoogle Earthのストリートビュー機能の一部です。しかし、実際の道路を見つけるのは至難の業であり、通常のアップデートとは異なります。Googleは発表の中で、この機能拡張は世界中の交通機関の位置を地図化する同社初の取り組みであると説明しました。
どうやら Google は、ユーザーが自社のサービスを利用する際に、目的地を確認するだけでなく、手の届かないと思われる場所を憧れの目で眺めることも望んでいるようです。また、目的地にたどり着くための手助けもしてほしいとも考えています。
ストリートビューのアップデートは、空港内で道順を探すのに困っている旅行者にとって便利かもしれないと、Googleは示唆している。「このホリデーシーズン、旅行の手配に悩まされることはありません」とGoogleは述べている。

新たに公開された画像の中には、アメリカの交通ハブを捉えたものもいくつかありますが、ヨーロッパやアジアにも多くのハブが散在しています。スペインには複数の空港があり、イタリア全土には少なくとも6つの鉄道駅があることが、インタラクティブマップで確認されています。また、イギリスと日本にもハブがいくつか掲載されています。ユーザーは、東京国際空港、オランダのアイントホーフェン空港(奇妙なことに、このプロジェクトでGoogleマップに表示されたオランダの交通ハブはアイントホーフェン空港のみで、より利用度の高いスキポール空港、マドリード・バラハス空港、ロンドンのウォータールー駅は掲載されていません)のパノラマ画像を見ることができます。
このインターネット企業は、このプロジェクトで超ローカルな取り組みも行った。ドバイ空港のエミレーツ航空の飛行機の内部も撮影した。
Googleは交通ハブのみを対象としているかもしれませんが、ストリートビュー画像を屋内に拡大することで、新興産業における確固たる地位を築くことができるかもしれません。屋内マッピングは現在、位置情報技術の聖杯とされています。Appleは最近、屋内マッピングのスタートアップ企業であるWiFiSlamを買収し、この分野での発展を目指しています。また、NokiaもHere事業部門で屋内マッピングに注力しています。
特に小売業界では、ハードウェアメーカー、データ分析会社、ソフトウェア開発会社が店舗のマッピングを行い、消費者の買い物を支援したり、ターゲットを絞った販促キャンペーンを提供したりしようとしている業界が急成長しています。