マイクロソフトは今後数週間のうちに、同社の次世代オペレーティング システムである Windows 10X を実行する Surface Duo Android スマートフォンや Surface Neo PC など、デュアル スクリーンの未来を見据えたアプリの構築を開始するよう開発者に呼びかけ始める予定です。
マイクロソフトは水曜日、通常のWindows Insiderビルドを通じてWindows SDKのプレリリース版へのアクセスを提供すると発表しました。具体的には、2月11日に、アプリ開発者がUWPおよびWin32アプリをWindows 10Xに移植できるようにするHyperV開発プラットフォームであるMicrosoft Emulatorをリリースします。

MicrosoftのWindows 10Xは、簡素化されたホーム画面を誇ります。Microsoft Emulatorモードでは、こんな感じです。
開発者の方は、新しいエミュレーターと関連するWindows APIを活用することで、2つのディスプレイを分けるヒンジの実装や、2つの画面の使い分け(例えば、本の2ページとして、あるいはメインのページに2つ目の画面で追加の注釈を表示するなど)を検討し始めることができます。Microsoftはまた、開発者に対し、CSSプリミティブとJavaScript APIを用いてMicrosoft Edgeのデュアルスクリーンレイアウトについて検討を始めるよう呼びかけています。

2 画面コンセプトの配列。
一方、消費者は、マイクロソフトがこれらのデバイスをどのように利用しようとしているのかをより深く理解することができます。つまり、2画面で使うのか、それとも両方のディスプレイにまたがる大画面で使うのかということです。マイクロソフトはブログ記事で、「アプリはデフォルトでは1画面しか表示しませんが、デバイスが縦向きまたは横向きのレイアウトになっている場合、ユーザーはアプリを両方の画面にまたがって表示することができます」と述べています。「アプリの全画面表示モードはいつでもプログラムで有効化できますが、現時点では画面のまたがりはユーザーによる操作に限定されています。」

Microsoft エミュレータを使用したプロトタイプの Surface Duo ホーム画面。
Samsung Galaxy FoldやLenovo ThinkPad X1 Foldといったデバイスが既に発売済み、あるいは発売間近となっていることから、市場は少なくともいくつかのデュアルスクリーンデバイスの登場を待ち望んでいます。Microsoftもおそらく急いでいるでしょう。AndroidベースのSurface DuoとWindows 10XベースのSurface Neoは、どちらも2020年の年末商戦までに発売される予定です。