台湾のパソコンメーカーASUSは、GoogleのNexus 7の発売により第3四半期のタブレット出荷台数が大幅に増加し、来年には出荷台数が少なくとも1,000万台に達すると予測している。
エイスースが火曜日に発表した業績発表によると、今年の第3四半期のタブレット出荷台数は230万台に達し、過去3四半期のタブレット出荷台数の合計を上回ったという。
7月の第3四半期に、ASUSとそのパートナーであるGoogleは、Nexus 7と呼ばれるAndroidタブレットを発売しました。価格は199ドルからで、AppleのiPadよりも安く、AmazonのKindle Fireと同等の価格となりました。
ASUSのCEO、ジェリー・シェン氏は決算発表のウェブキャストで、Nexus 7の売上は「非常に好調」で増加傾向にあると述べたが、詳細は明らかにしなかった。Googleは月曜日、Nexus 7の32GB版を249ドルで販売開始すると発表した。また、3G対応の299ドルモデルも提供する。

ASUSはGoogleとの提携に加え、先週VivoTab RTタブレットを含むWindows 8デバイスも発表しました。同社は第4四半期にタブレット出荷台数が260万台に達し、年間出荷台数は約630万台になると予測しています。
タブレット出荷台数のこの成長は2013年も続くと予想されている。「1,000万台[のタブレット出荷台数]は控えめな目標だと思います」とシェン氏はウェブキャストで述べた。
AppleのiPadはタブレット市場を席巻し続けています。しかし、調査会社Strategy Analyticsによると、第3四半期にはAndroidタブレットの世界市場シェアが過去最高の41%に成長し、AppleのiPadのシェアは57%にまで低下しました。
ストラテジー・アナリティクスのアナリスト、ニール・マウストン氏は、Nexus 7はASUSにとって、Appleに次ぐ「二番手」タブレットベンダーへの成長に貢献したと述べている。「Nexus 7はASUSの出荷台数を押し上げ、より多くの端末と流通網を獲得した」とマウストン氏は付け加えた。
マウストン氏は、今後、消費者やビジネスユーザーがノートパソコンからタブレットやハイブリッドデバイスへと移行するにつれて、タブレットの売上も増加するだろうと述べ、「大きなビジネスチャンスが生まれるだろう」と付け加えた。