
ニュージーランド法務省の報道官は月曜日、身柄引き渡し書類が金曜日にオークランドのノースショア地方裁判所に受理されたと発表した。裁判所は現時点で書類を公開していない。
ニュージーランド高等法院(オークランド登記所)は水曜日、ドットコム被告が保釈されることを認める決定を下した。これは米国当局を代理する政府検察官が、2月22日の地方裁判所の保釈許可決定に対して控訴したことを受けてのことだ。
判事は、身柄引き渡し審問が8月まで行われないことは承知していると述べた上で、ドットコム氏が「身柄引き渡し審問を待つ間、さらに6ヶ月間拘留されるということは、逃亡の危険性が現実のものとなる必要がある」と指摘した。ドットコム氏に対する電子監視は、保釈条件の一つとして挙げられていたが、これは逃亡の危険性を軽減するものだと判事は述べた。「これは実質的にドットコム氏の自宅に境界線を設けるものであり、彼がその境界線を突破すれば、当局はすぐにそれを知ることになるだろう」と判事は付け加えた。
裁判官はまた、この時点での拘留はドットコムが引き渡し審問に適切に備え、弁護士に指示を出す能力に悪影響を及ぼすだろうというドットコムの弁護士の主張も受け入れた。
保釈条件では、ドットコム被告は医療上の緊急事態を除き、オークランド郊外の賃貸マンションにほぼ滞在し、電子監視ブレスレットを着用し、インターネットの使用を控えることが求められている。双子を妊娠中の妻と3人の子供もマンションに滞在する。

ファイル共有サイト「MegaUpload」を閉鎖まで運営していたドットコム氏は、1月20日に逮捕された直後に保釈を拒否された。ドットコム氏は控訴したが、2月3日に保釈が認められた。その後、ドットコム氏は新たな事実関係に基づき2度目の保釈申請を行い、2月22日に釈放された。
ドットコムと同僚のフィン・バタト氏、マティアス・オルトマン氏、ブラム・ファン・デル・コルク氏はニュージーランド当局によってオークランドで逮捕され、当局は米国が要求した仮逮捕状を執行した。