画像: Nvidia
Linuxユーザーは自給自足の集団ですが、ハードウェアとなると、動作するドライバを入手するには大手メーカーに頼らざるを得ない状況に陥ることがよくあります。NVIDIAは長年、Windows向けドライバと同様のプロプライエタリドライバを提供してきましたが、方針を転換し、オープンソースのGPUドライバを公開するようになりました。最初のドライバは現在、GitHubとNVIDIAが独自にホストするダウンロードページで公開されています。
Nvidiaは、2015年からオープンソースのグラフィックカードドライバーを提供しているライバルAMDの足跡をたどっています。しかし、Nvidiaは特に急いでいるわけではありません。当初は、データセンター向けハードウェアのみがベータ版ドライバーでサポートされます。コンシューマー向けおよびワークステーション向けGeForceカード向けのドライバーは、現時点では「アルファ」品質とみなされており、短期的により高い信頼性を求めるユーザー向けに、クローズドソースドライバーも引き続き提供されます。
新しいドライバは、AmpereおよびTuring GPU(GTX 1XXX、RTX 2XXX、RTX 3XXXカード、および同様のワークステーション/サーバーカード)向けのR515リリースから、GPL/MITデュアルライセンスで公開されます。これにより、過去6年間に購入されたすべてのNvidiaハードウェアがカバーされることになります。Nvidiaはこの新しい取り組みにおいて、Ubuntuの開発元であるCanonical、SUSE、Red Hatなど、Linux業界の大手企業と提携しています。Canonicalは、新しいオープンソースドライバが「今後数ヶ月以内」にUbuntuのリリースに含まれる予定であると述べています。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。