読者のロバートさんは、最近問題が発生した古い Emachines デスクトップを持っています。
「ドライバ更新ツールをインストールしたのですが、削除したらBIOSが変更されてしまいました。起動時に黒い画面が表示され、『システムBIOSがシャドウイングされました。日付と時刻の設定を確認してください。システムCMOSチェックサムが不正です。デフォルト設定を使用しています。』と表示されます。」
ロバート氏は、Phoenix Technologies(BIOSのメーカー)とEmachinesの両方に連絡を取ろうとしたが、どちらの会社も助けてはくれなかったという。(BIOSは2003年製で、システム自体の保証期間もとうに過ぎている。)
幸いなことに、これはかなり簡単に解決できそうです。ドライバ更新ユーティリティの問題ではなく、タイミングの悪いCMOSバッテリーの故障が原因だと思います。ほとんどのデスクトップマザーボードには、マシンの電源がオフの状態でもBIOSに電力を供給する小型バッテリーが搭載されています。このバッテリーは2年持つ場合もあれば、10年持つ場合もありますが、故障すると上記のようなエラーメッセージが表示されることがよくあります。(時計もバッテリーで駆動されるため、システム時刻が正しく表示されなくなります。)

CMOSバッテリーのほとんどは標準的なCR2032型のボタン電池で、近所のドラッグストアで数ドル程度で手に入りますが、念のためマザーボードのマニュアルを確認してください。交換は通常2分ほどで完了します。古いバッテリーを取り外し、新しいバッテリーを差し込むだけで完了です。その後は、BIOS画面を開いて時計をリセットし、その他のシステム設定(起動優先度など)を再確認する必要があるでしょう。
ノートパソコンにこんなことが起きなくてよかったですね。ノートパソコンもデスクトップと同じようにCMOSバッテリーを使用していますが、ほとんどのモデルでは交換が困難、あるいは不可能です。そこで疑問が湧きます。長年、ノートパソコンメーカーはなぜCMOSに電力を供給するより良い方法を見つけられないのでしょうか?
寄稿編集者のリック・ブロイダは、ビジネスとコンシューマー向けテクノロジーについて執筆しています。PCのトラブルでお困りの際は、[email protected]までお問い合わせください。また、PC Worldコミュニティフォーラムには、役立つ情報が満載です。 毎週、Hassle-Free PCニュースレターをメールでお届けしますので、ぜひご登録ください。