モトローラは1年前、今や象徴的な存在となったDroid端末を発表しました。この老舗携帯電話メーカーは本日、Androidスマートフォンのラインナップを22機種に拡大し、新たに5機種を発表しました。その中には、法人市場におけるRIMのBlackBerryのコアユーザーをターゲットとしたDroid Proも含まれています。
モトローラは今回のスマートフォンで、スマートフォンが主流になりつつあるという自社の見解を強調しています。CTIA開幕前の発表イベントで、同社幹部のサンジェイ・ジャー氏は、「消費者がフィーチャーフォンからスマートフォンへと移行する中で、これは電話業界における劇的な変化の始まりとなると考えています。モトローラはAndroidベースのスマートフォンをすべての消費者にお届けします」と述べました。

現在、モトローラはスマートフォン市場で2位を自称しています。同社は先月17機種のスマートフォンを発表し、本日はBravo、Flipout、Flipsideを含む5機種の新製品を発表しました。同社は、エントリーレベルからアーリーアダプター向けの上級モデルまで、幅広いラインナップを揃えたマスマーケット向けスマートフォンを提供する計画です。同社独自の市場調査によると、消費者の性別やライフスタイルによってスマートフォンの好みは異なることが分かっています。
ドロイドプロ

サンフランシスコで開催されたCTIAエンタープライズ&アプリケーションカンファレンスの前夜、今夜行われたCTIAプレイベントは、Droid Proの発表で幕を閉じました。この新しいAndroidスマートフォンにより、モトローラはRIMのBlackBerryプラットフォームが現在優勢を占めているビジネス分野に本格的に照準を定めています。モトローラによると、Droid Proスマートフォンは、従来のAndroid OSを搭載したデバイスよりも高いセキュリティを提供する初のAndroidデバイスとなるとのことです。
Proは、ビジネス向けに特別に設計された初のAndroidデバイスとなります。3.1インチ画面の下には、特徴的なスタッガードボタンを備えた物理QWERTYキーボードが搭載されており、片手で簡単に入力できます。Droid Proは1GHzプロセッサを搭載し、Adobe Flashに加え、Microsoft Exchangeの豊富な機能セット、VPN、デバイス管理機能といったビジネスに最適なオプションも搭載しています。
また、自動フォーカス、デジタルズーム、デュアルLEDフラッシュを備えた5メガピクセルカメラを内蔵しています。Droid Proは11月第1週にVerizonより発売予定です。