サムスン電子は月曜日の国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショーで、顔認識機能や音声・ジェスチャー制御機能を備えたスマートテレビや、DVDドライブを備えた超薄型ウルトラブック・ノートパソコンなど、多数の新製品を発表した。
韓国メーカーのサムスンは、スマートテレビのラインナップで強い意志を示し、インターネット接続可能な魅力的なテレビのレシピを模索している。サムスンは、将来的にはすべてのデバイスが容易に相互接続できるようになると述べ、カメラからパソコンやテレビに写真を簡単にストリーミングする動画や、洗濯の完了時間を追跡する洗濯機用スマートフォンアプリを公開した。
同社のディスプレイ事業部門社長、ユン・ブグン氏は「このエコシステムの中核はテレビだ」と語った。
サムスンは、2012年モデルのスマートテレビが音声とジェスチャーによる操作に対応し、内蔵カメラで認識すると発表した。ラインナップには、超高輝度OLEDディスプレイを搭載したハイエンドの55インチモデルも含まれる。また、顔認識機能も搭載され、家族の誰が視聴しているかに応じて、好みやホーム画面を切り替えることも可能だ。
今年から、スマートテレビのラインナップにはアップグレードスロットも搭載され、完全に新しい製品を購入することなく、より高速なハードウェアやグラフィックスを接続できるようになります。最初のアップグレードキットは来年発売される予定です。
サムスンはテレビ向けの新コンテンツにも積極的に取り組んでおり、これは最近までハードウェアメーカーとしては異例のことでした。同社は、おなじみのゲーム「アングリーバード」のテレビ版を春までに発売すると発表しました。また、ユーザーが写真をアップロード・共有できるファミリーサービスや、ワークアウト情報を提供し、ワイヤレス体重計と同期できるフィットネスプラットフォームも発表しました。
サムスンはまた、クラウドサービスを拡大し、サムスン製のテレビ、カメラ、携帯電話間での自動クラウドベースの共有を可能にするとも述べた。
サムスンは、今年米国で高速 LTE ネットワークで発売される 2 つの新しいタブレットを発表した。1 つは AT&T で提供される高感度スタイラスペンを備えた 5.3 インチの Galaxy Note、もう 1 つは Verizon Wireless で提供される 7.7 インチの Galaxy Tab である。
同社はまた、超薄型マシンとしては珍しいDVDドライブを搭載したモデルを含む、新興のウルトラブック市場向けに2つの新モデルを発売すると発表した。

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