概要
専門家の評価
長所
- ほぼすべてのオーディオ形式に対応
- 素晴らしいインターフェース
- 非常に速い
短所
- タグに関する限定的なヘルプ
私たちの評決
入手可能な最高のオーディオ コンバーターおよびリッピング ツールです。しかも無料です。
最先端のオーディオコーデックに対応したグラフィカルフロントエンドであるTAudioConverterは、今ではファイルの変換や動画ファイルからのオーディオリッピングに欠かせないツールです。高速で包括的な機能を備え、以前愛用していたfre:acよりもインターフェースが優れており、FreemakeのAudio Converterのように余分なものをインストールする必要はありません。Freemakeはオーディオフォーマットに詳しくない人にも適していますが、詳しい人にとってはTAudioConverterこそがまさにうってつけです。

TAudioConverterは見た目も設定も簡単なだけでなく、fre:acとは異なり、32ビットファイル(LAME MP3など32ビット対応コーデックを使用)も処理できます。私は96kHz/32ビットで録音することが多いので、これだけでも乗り換える理由になりました。また、TAudioConverterは、HTML5用の将来的に無料となるコーデックであるOpus形式をサポートしている唯一の変換ツールでもあります。
TAudioConverterは、AAC(Neroを含む)、AC3、MP3、MC3、Ogg、WMAのあらゆる形式を読み込んで変換できます。ロスレスコーデックのサポートは、ALAC、FLAC、Monkey's Audio、TAK、TTAです。WAVとAIFFもサポートしています。APE、Windowsロスレス、Appleロスレスへの出力はできませんが、これら3つの形式をすべて読み込み、他の形式に変換できます。
一部のコーデックは、すべての周波数、すべてのビット深度、またはステレオを超えるチャンネルをサポートしていません。例えば、7.1サラウンドをMP3に出力することはできませんが、AC3には出力できます。これはTAudioConverterの制限ではなく、使用されているコーデックの制限です。

TAudioConverterを使えば、あらゆる操作が指先一つで行えます。出力形式の選択も簡単で、バッチ変換(複数のファイルを同時に処理できるスレッド化機能)やタグ編集も可能です。ただし、指定できるのは演奏者、アルバム、ジャンル(便利なリストはありません)、アルバムアーティスト、年に限られます。

タグサポートがやや弱いものの、TAudioConverterはオーディオ変換ツールとしては間違いなく私のお気に入りです。32ビットファイルに対応しているだけでも、試してみる価値は十分にあります。