
最近はユニークなコンソール コントローラがいろいろと登場しています。Sony の Playstation Move や Microsoft の Xbox 360 用 Kinect がこの秋に発売される予定です。もちろん、Wiimote もずっと前から存在しています。
しかし、これらのコントローラーはどれも、ユーザーが立ち上がって動き回らなければなりません。最新の入力技術が、そんなナンセンスに終止符を打ちます。ウォータールー研究所が、任天堂エンターテインメントシステム(NES)の『スーパーマリオブラザーズ2』などのビデオゲームを視線だけで操作する方法を考案したのです。
そうです。ウォータールー研究所は、眼球運動記録法(EOG)と呼ばれる眼の位置を読み取る技術とカスタム ドーター カードを利用して、眼球の動きで NES を制御する方法を発見しました。
Waterloo Labs はオースティンを拠点とするテクノロジー企業 National Instruments のプロジェクトで、これまでに「iPhone で自動車を運転する」や「本物の銃で FPS をプレイする」といった役立つ実験を行ってきました。
前提は実にシンプルです。私たちの目は分極しています。網膜には神経細胞が密集しているため、後部は前部よりも負に帯電しています。この分極により、目は電界を作り出し、それが目の動きに合わせて変化します。
そこで、この動きを捉えるために、ウォータールー研究所のチームは、被験者の目の周囲に電極(アンビュー ブルー センサー N ウェット電極を使用)を取り付けました。各目の外側の角に 1 つずつ、左目の上に 1 つ、右目の上に 1 つ(左耳の後ろに接地電極も)です。
電極は信号をカスタムドーターカードに送信し、そこで入力信号がフィルタリングおよび増幅されます。ドーターカードは分析のためにコンピュータ(National InstrumentsのシングルボードRIOを使用)に接続されます。
分析後 (水平および垂直の目の位置については事前に設定されたしきい値があり、信号がこれらのしきい値のいずれかを通過すると、大きな動きとして解釈されます。たとえば、左に見すぎると垂直しきい値を通過し、左ボタンが押されたと解釈されます)、信号はドーター カードを経由して Nintendo に戻ります。
できた!視線で操作する任天堂!
それがとても簡単そうに思えるなら、Waterloo Labs が National Instrument の Web サイトで使用したすべての機器と設計の詳細を公開しているので、自分で確認することができます。
もちろん、唯一の本当の問題は、ジャンプするために見上げると、画面が見えなくなることです。
[Hack a Day、Procrastineering経由]