ツイッター社は木曜日、特定の国でツイートを選択的にブロックする技術を導入していると発表した。
これまで、世界のどこかの政府がツイートをブロックするよう正当な要請をした場合、Twitterは世界中でそのツイートをブロックする必要がありました。「本日から、特定の国のユーザーに対してコンテンツを事後的にブロックする権限を付与します。同時に、世界の他の地域では引き続きコンテンツを閲覧できるようにします」とTwitterは自社ブログで述べています。

「この機能はまだ使用していませんが、特定の国でツイートを差し控える必要がある場合は、ユーザーに通知し、コンテンツが差し控えられている場合は明確にマークを付けます」と同社は続けている。
ここで当然の疑問となるのは、昨年のアラブの春に参加したような自由の闘士たちが、反対意見をツイートしたり、抗議活動を組織するためにTwitterを利用したりした場合、Twitterはどのような対応を取るのかということです。抑圧的な政府が自国民を沈黙させようとした場合、Twitterはそれに同意するのでしょうか?
Twitterは、マーケティング・ランド誌のダニー・サリバン氏によると、そのようなシナリオは考えにくいと考えているという。同社によると、独裁政権は通常、Twitterを無視するか、サービス全体を停止する。特定のツイートを検閲するよう求めることはないという。
Twitter社がコンテンツをブロックする場合、その措置に関する通知を、電子フロンティア財団とハーバード大学、スタンフォード大学、バークレー大学、サンフランシスコ大学、メイン大学、ジョージ・ワシントン大学の法科大学院、およびサンタクララ大学法科大学院によるオンライン権利共同プロジェクト「Chilling Effects」に投稿する。
Twitterはヘルプセンターで、ツイートをブロックする機能はサービスを世界中に拡大するために必要だったと説明している。「権限のある機関から有効かつ適切な範囲のリクエストを受け取った場合、特定の国において、特定のコンテンツへのアクセスを事後的に制限する必要がある場合があります」と述べている。
検閲権限が新たに付与されたにもかかわらず、Twitterは表現の自由へのコミットメントはこれまでと変わらず堅持している。「企業としての私たちの中核的な価値観の一つは、ユーザー一人ひとりの声を守り尊重することです」と、同社はブログで述べている。「私たちは、いつでもどこでも可能な限りコンテンツを掲載し続けるよう努めており、掲載できない場合でもユーザーに対して透明性を保ちます。ツイートは流れ続けなければなりません。」
フリーランスのテクノロジーライター John P. Mello Jr. と Today@PCWorld を Twitter でフォローしてください。