本日のベストプライス:フィフス・エレメント
ソフトウェア業界の巨人といえば、マイクロソフトほど巨大で強力な存在はいない。マイクロソフトに挑戦するほど大胆なプログラムが、その実力を証明して戻ってくることはほとんどない(最近NetscapeやOS2の話を聞いたことがあるだろうか?)。マイクロソフトの巨大戦艦とも言うべきOfficeに対抗しようと試みたプログラムのほとんどは、Sunのような大企業から出てきたもので、資金力があり、ただ自慢したいというだけでマイクロソフトに勝とうとしてきた。
そして、Ssuite Officeの「フィフス・エレメント」があります。(「Ssuite」の綴りは正しいです。ブルース・ウィリス主演の映画のことではありません。)南アフリカからやって来て、レドモンドの巨像に挑む「フィフス・エレメント」は、MS Officeよりも幅広い機能を備えたオフィスアプリケーション集です。まともなスイートであれば、ワープロ、表計算、プレゼンテーション、メール作成が可能です。フィフス・エレメントには、ブラウザ、LAN管理ツール、チャット、VoIP通話ツールが含まれています。描画モジュール、写真・アルバム編集機能、サウンドレコーダー、MP3・ビデオプレーヤーも提供しています。検索エンジン、ソートエンジン、封筒プリンター、暗号化機能、チェスゲームなど、合計30以上のプログラムが揃っています。もしこの組み合わせが自分に合わないなら、Ssuite Officeには他にも様々なレベルのオフィスソフトウェアパッケージが無料で提供されています。
フィフス・エレメントは、その広範さにもかかわらず、操作は浅い。それも、良い意味で。ほとんどの操作は、メニューを数回クリックするだけで済む。よく使うタスクは画面の最上位にきちんと表示されるため、すぐに使いこなせる。Microsoft Office 2007の、狂ったように渦巻き、変形するメニューに比べれば、これはありがたい。フィフス・エレメントが簡単に使える理由の一つは、そのシンプルさにある。それは、フィフス・エレメントの使いやすさ以上に、ほとんどのプログラムがフランケンウェアのように見えること、つまり公開されているコードを組み合わせて作られたからである。そのため、それらは「間に合わせ」ではあるが、実に良い「間に合わせ」と言える。
–ロン・ホワイト
本日のベストプライス:フィフス・エレメント