Googleは本日、Chrome OSのレイヤーをさらに詳細に公開し、クラウドベースのオペレーティングシステムがどのように動作するのかを垣間見せました。Chrome OS搭載ノートパソコンは、Google独自のCR-42ネットブックのパイロットプログラムに参加しない限り、2011年半ばまで発売されません。そこで、とりあえずOSそのものを簡単に紹介します。
サインイン

Chrome OS のほぼすべての側面はクラウドに同期されるため、ユーザーはどのパソコンを使用していても、中断したところから作業を再開できます。閲覧履歴にアクセスさせずにパソコンを他の人に使わせたい場合は、シークレットブラウザを起動するゲストアカウントがあります。
チーズと言う

Chrome OSノートパソコンを初めて起動すると、ウェブカメラで自分の写真を撮るように促されます。Googleの製品管理担当副社長であるサンダー・ピチャイ氏によると、テストではユーザーの半数がこの手順を省略したそうです。
ウェブアプリだけ

Chrome OSではソフトウェアのダウンロードはできません。Googleは、Chromeウェブストアに大量のウェブアプリ(ソフトウェアのショートカットの代わりにユーザーのホーム画面に表示される)を投入したいと考えています。
ベライゾンとグーグルは親友

Chrome OSユーザーは、購入後2年間、毎月100MBの無料Wi-Fiを利用できます。契約不要のプランも用意されており、アクティベーション料や解約料はかかりませんが、正確な価格はまだ発表されていません。ユーザーは1日パスを購入することもできます。
オフラインになる

Chrome OSはインターネット接続なしでは役に立たないという意見に対抗するため、GoogleはChromeウェブストアの多くのアプリがオフラインでも動作すると主張しています。これにはニューヨーク・タイムズなどのニュースアプリも含まれます。写真は、インターネットに接続していない状態でアプリを起動しようとした際に表示される通知画面です。
企業内のアプリ

そうです、クラウドでデスクトップ仮想化を提供するCitrix Receiverアプリのおかげで、Chrome OS上でMicrosoft Excelが動作するようになりました。GoogleはChrome OSが企業ユーザーにも普及することを強く期待しています。
CR-48

さて、こちらはGoogleのノーブランドChrome OSノートパソコン、CR-48の写真です。12.1インチ画面と3G内蔵を搭載しています。このノートパソコンは現在パイロットプログラムでのみ配布されていますが、AcerとSamsungが来年半ばに一般向けChrome OSノートパソコンを発売する予定です。