
リサーチ・イン・モーション(RIM)はAndroidの勢いを奪うことをいとわない。3G市場におけるRIMの新たな武器、長らく延期されてきたBlackBerry Boldの詳細が水曜日に明らかになった。そう、GoogleのG1発表の真っ最中だったのだ。
RIMは、BlackBerry Boldスマートフォンが11月4日からAT&Tで販売開始となると発表した。Boldの価格も決して安くはない。2年間の契約込みで300ドルという破格の値段だ。200ドルのiPhone 3Gや180ドルのT-Mobile G1と比べてみれば、Boldの名にふさわしい価格帯が分かるだろう。
大胆に分解

では、Boldは高額な請求書に見合う価値があるのでしょうか?もしかしたら、そうかもしれません。iPhone 3Gがまだ世間に広まる前の5月に初めて発表されたこのデバイスは、RIMがネットワークパフォーマンスの最適化に取り組んでいたため、発売が何度も延期されてきました。RIMとAT&Tは、この待ち時間が報われることを心から願っています。Boldに期待できることは以下のとおりです。
* カスタマイズ可能な合成皮革のバックプレートを備えた iPhone 風の外観 (追加のカラーシェルで色合いを切り替えることができます)
*滑り止めのために特別に彫刻されたキーと、各キーの間に新しい薄い金属の仕切りを備えた、改良されたQWERTYキーボード
* 3G、HSDPA、EDGEのサポート
* 音声とデータの同時通信機能
* 802.11a/b/g Wi-Fi
* ステレオBluetooth
* 標準の 3.5mm ヘッドフォン ジャック (申し訳ありませんが、G1)
* フルGPS機能
* 5倍デジタルズームを備えた2メガピクセルカメラ
* 1GBのオンボードメモリと16GBの追加メモリ容量を備えた624MHzのモバイルプロセッサ
念のため言っておきますが、BoldはBlackBerryのiPhoneに対する答えではありません。BlackBerryがiPhoneに対抗するのはStormです。Stormはホリデーシーズンまでに店頭に並ぶ予定です。BoldにはiPhoneのタッチ技術、画面サイズ、加速度計は搭載されていません。AT&T Mobile Music Serviceも、AppleのiTunesにはかないません。しかし、フル機能のオフィススイートと非仮想キーボードを、パワフルにアップデートされたパッケージで求めるビジネスユーザーにとって、Boldはまさに最適な選択肢となるかもしれません。もちろん、価格があまり負担にならないのであればの話ですが。