サムスン電子は、同社の新しいメッセージングサービスChatOnのソフトウェアクライアントを搭載した新しい主力モデルWave 3を含む、独自のオペレーティングシステムBadaをベースにした3つの新しいスマートフォンを発表しました。
Wave 3は、4インチのSuper AMOLEDディスプレイ、1.4GHzプロセッサ、LEDフラッシュ付き5メガピクセルカメラを搭載しています。このカメラは720pの動画撮影も可能です。インターネット接続はWi-Fi(802.11b、g、n)またはHSPA(High Speed Packet Access)で、ダウンロード速度は最大14.4Mbps、アップロード速度は最大5.76Mbpsです。

サムスンの Android ベースの Galaxy スマートフォンとは異なり、Wave 3 には金属製のケースが付いています。
このスマートフォンは Bada 2.0 を搭載しており、Wi-Fi Alliance が管理する技術および認証マークである Wi-Fi Direct のサポートが追加されています。これにより、互換性のあるデバイスが直接相互接続してコンテンツを共有できるようになります。
Wave 3には、友人や同僚とチャットできるサービス「ChatOn」に接続するためのアプリも搭載されています。Samsungによると、ChatOnは無料で、主要なスマートフォンOSに加え、タブレットやノートパソコンでも利用できるとのことです。コンテンツ共有やグループユーザーへのメッセージ送信機能などが搭載されています。「インタラクションランク」機能では、連絡先とのコミュニケーション頻度を確認できます。
サムスンは、画像共有機能を含むフィーチャーフォン向けの基本的な ChatOn クライアントも提供する予定。
ChatOn の展開は 9 月に開始されます。
スウェーデンのサムスンによれば、Wave 3の価格は税金や補助金を除いて約445ドルで、年末ごろに出荷が始まる予定だ。
SamsungはWave 3に加え、Bada 2.0をベースにNFC(近距離無線通信)をオプションで搭載したWave MとWave Yも発表しました。これら3機種はすべて、ベルリンで開催されるIFA 2011のSamsungブースで展示されます。Samsungによると、ChatONも同コンシューマーエレクトロニクスショーでデモを行う予定です。
Badaはサムスンにとってまずまずの成功を収めている。ガートナーの市場調査によると、約200万台を販売し、第2四半期にはマイクロソフトのWindows Phoneを抜いてスマートフォンOS市場第5位となった。BlackBerry OSが4位に躍り出た時点では、販売台数は約1,050万台だった。
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