画像: マーベル
USB-CとThunderboltでデータ、オーディオ/ビデオ、充電を1つのポートに統合することは、現代のノートパソコンにおける最もクールなイノベーションの一つです。しかし、USB-Cケーブルが転送できる電力の上限が比較的低いため、独立型グラフィックスを搭載した高性能ノートパソコンでは、旧式の専用充電器やバレル型充電器で我慢せざるを得ませんでした。昨年導入された、より汎用性の高いUSB-C 2.1仕様により、最大240ワットの充電が可能なケーブルの可能性が開かれ、ついにその実用化が目前に迫っています。
初心者の方のために説明すると、ワット数はデバイスの消費電力を左右する主要な要因の一つです。スマートフォンは通常5ワット程度、タブレットや低消費電力ノートパソコンは20~30ワット程度、一般的なノートパソコンは40ワットから100ワット程度で、これはUSB-C充電器の従来の上限でした。しかし本日、新たな上限である240ワットに対応するUSB-Cケーブルが初めて登場しました。これは、消費電力が最も大きいゲーミングノートパソコンでも十分に充電できるはずです。Club-3Dに新たに掲載されたリストには、USB-4規格で20ギガビットと40ギガビットのデータ帯域幅に対応する、長さ1メートルと2メートルのケーブルが掲載されています。

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Tom's Hardwareがこれらのケーブルを供給しているベンダーを発見したことで、より普及するのは時間の問題でしょう。当然ながら、新仕様に対応した新製品の設計と発売には時間がかかるため、高性能ノートパソコンで実際に新機能が採用されている例はまだ見られません。しかし、来年の今頃には、あらゆるメーカーのノートパソコンが標準化されたUSB-C充電機能を搭載しているのも無理はありません。そうなることを願っています。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。