
本日、サンフランシスコで開催されたAppleの世界開発者会議(WWDC)において、AppleはOS Xオペレーティングシステムの様々な改良を発表しました。新バージョン「Snow Leopard」では、Microsoft Entourageなどの外部ソフトウェアを必要とせずにMicrosoft Exchangeを利用できるようになります。
新機能のデモで、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、ベルトラン・セルレ氏は、連絡先、スケジュール管理、メールの3つの内蔵アプリにExchangeの設定が標準オプションとして搭載されると説明しました。ユーザーはExchangeのメールアドレスとパスワードを入力するだけで、Snow Leopardが3つのアプリの設定を一括で自動的に行います。
Serlet氏は、Exchangeユーザーの多くが既によく知っているであろう機能の実演を続けました。Exchangeを設定すると、カレンダーエントリ、メールフォルダ、ToDoリスト、メモなどのデータが、同じサーバー上のユーザー間で自動的に同期されます。
これは、ビジネス環境でMacを管理するビジネスユーザーやネットワーク管理者にとって、まさに歓迎すべき動きです。Appleが職場環境への注力をさらに強化する兆しとなるかどうかは、まだ分かりません。
Snow Leopard は 9 月に 129 ドルで販売され、Leopard ユーザー向けには 29 ドルのアップグレード版も提供される予定です。