
今日はiPadの代替候補にとって、まさに血塗られた一日になるかもしれない。本日、MicrosoftのCourierタブレットが実際に検討されていた製品だったことが明らかになったが、その後、同社はプロジェクトを終了した。そして今、TechCrunchがHPがWindows 7ベースの「Slate」タブレットの提供を中止したと報じている。
HPのSlateタブレットは、今年のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)におけるスティーブ・バルマー氏の基調講演で、短い時間ではあったもののデビューを果たしました。Slateは標準のWindows 7で動作していましたが、HPはTouchSmartシリーズのPCに搭載されているようなタッチ操作対応レイヤーを搭載していたと思われます。
この方向転換はOSだけにとどまらない可能性があります。TechCrunchのレポートでは、「HPは、消費電力が大きすぎるという理由だけで、スレートラインナップにおけるIntelベースのハードウェア採用を断念する可能性もあります。そうなれば、Windows 7もOSとして採用されなくなるでしょう」とも述べられています。(例えばiPadは、一般的なPCやネットブック向けのIntelプロセッサではなく、Appleが独自に設計したカスタムチップを採用しています。)

現時点ではすべて憶測の域を出ませんが(HPはまだ何も確認していませんが、HPに連絡を取り、何か情報が入り次第この記事を更新します)、このニュースのタイミングはHPによるPalm買収の発表と重なっています。このことから、HPがPalmのPreおよびPixiスマートフォン向けに開発されたOSであるWebOSベースのタブレットを開発しているのではないかとの憶測が広がっています。昨日、著名ブロガーのジョン・グルーバー氏は、「[HPは]数ヶ月前に事前発表したWindows 7の『スレート』を中止し、WebOSを搭載したバージョンに置き換えることを発表すべきだ」と述べました。
iPadが発表される少し前に、それまでのタブレットをざっと見てみました。Windows 7やMac OS Xのようなマウス操作のインターフェースはタッチ操作にはあまり適していないという結論に至りました。一方、WebOSは最初からタッチ操作を念頭に置いて設計されています。もしこの話が本当なら、HPのエンジニアも同じ考えのようです。TechCrunchの情報筋によると、「HPはタブレットOSとしてのWindows 7に満足していない」とのことです。
このニュースについて、あなたはどう思いますか?HPはSlateにWindows 7を採用し続けるべきだと思いますか?それとも、WebOSベースのタブレットを手に入れるチャンスに飛びつきますか?ぜひコメント欄でご意見をお聞かせください。
[TechCrunch経由]
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