
Googleは、彫刻家アレクサンダー・カルダーの生誕113周年を記念し、新しいファンキーなDoodleを公開しました。このDoodleでは、会社のロゴがカルダーの可動式彫刻に置き換えられています。これまでの多くのGoogle Doodleと同様に、このDoodleにもイースターエッグが隠されており、見つけるには加速度計を搭載したノートパソコンが必要です。
カルダーの有名な吊り下げモビールの一つをモチーフにしたこのドゥードゥル版は、カルダー財団のご厚意により提供されており、適切な機器を搭載したノートパソコンを傾けると反応します。また、クリックやドラッグ操作にも反応して回転したり揺れたりします。特にアクセラレータ対応デバイスでドゥードゥルを操作する場合は、Chromeブラウザで最も快適に動作するようです。
Googleのソフトウェアエンジニア、ジェレッド・ウィアズビッキ氏は同社のブログに、このDoodleは完全にHTML5キャンバスを使用して作成された初めてのものなので、「最新のブラウザ」が必要だと書いた。
「モバイルのジオメトリに対して物理シミュレーションを実行し、ベクターグラフィックスでリアルタイム3Dレンダリングを行います。ブラウザがこのようなことが可能になったのはつい最近のことです」とWierzbicki氏は記しています。
どうやらGoogleがカルダー・ドゥードルの掲載を試みるのは今年で2年目になるようです。昨年は短期間掲載されたものの、技術的な問題で中止されました。
カルダーは特に20世紀半ばに多作で、吊り下げ式のモビールだけでなく、全国各地で大型のインスタレーション作品を制作しました。若い頃はエンジニアとして活動していたこともあり、彼のモビール作品は、新たな形へと容易に、そして優雅に変化できるよう、緻密な構成とバランスが取られていました。おそらく、エンジニアリング文化で知られるGoogleにとって、この点が魅力の一つだったのでしょう。
カルダー・ドゥードゥルは、2日連続で変わったロゴが登場したことを記念するものです。昨日は、植物の形質に関する有名な実験を行った「遺伝学の父」グレゴール・メンデルに敬意を表して、エンドウ豆の鞘がGoogleのホームページを飾りました。
Googleはここ数年、インタラクティブで楽しいDoodleを数多く生み出してきました。その中には、実際にプレイできるパックマンゲームや、ユーザーが即興で歌を録音できるレスポール風のギターなど、数々のヒット作があります。Calder Doodleが実際に使われている動画はこちらです。