ドイツ・マンハイムの地方裁判所は、サムスン電子とアップルのiPhoneおよびiPadに対する特許をアップルが侵害していないとの判決を下したが、両社間の法廷闘争は依然として続いている。

サムスンは判決に不満を抱いている。広報担当者は電子メールで、「アップルによるドイツにおけるこの特定の特許侵害に関して、裁判所が当社の見解に賛同しなかったことに失望している」と述べた。
裁定の対象となった特許はEP 1,005,726で、「サービス品質に応じてフレームデータを処理するターボ符号化/復号化装置および方法」を対象としている。
しかしサムスンは諦めていない。マンハイム裁判所はまだいくつかの特許について判決を下す予定であり、サムスンによれば、今後数週間以内に判決を下す予定だという。
サムスンは以前に、残りの特許のうち2件は通信規格に関連し、2件はモバイル機器の実用性に関するものだと述べている。
サムスンは、本日の判決の根拠となる書面を待ってこれを検討し、その後カールスルーエの高等地方裁判所への控訴の可能性について決定する予定であると述べた。
アップルの広報担当者は電子メールで、判決についてはコメントしないとした。
スマートフォン市場で優位を強めているアップルとサムスンの間の世界的な法廷闘争は、衰える気配を見せていない。
今週初め、AppleはSamsungに対し新たな訴訟を起こした。対象はSamsungのGalaxyスマートフォンシリーズ10機種で、ドイツのデュッセルドルフで提起された。
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