Windows 10は常に強力なパーソナライズオプションを提供してきましたが、GoogleのChrome OSも追い上げを見せています。火曜日にリリースが開始されたChrome OS 88では、ロック画面のカスタマイズ機能に加え、Webサイトへのアクセス時にセキュリティ上の利便性を高める機能も追加されました。
具体的には、Chrome OS 88では、ロック画面を表示する際にGoogleフォトから画像を取得できるようになりました。また、GoogleのOSはWebAuthnにも対応しています。WebAuthnは、Chromebookをウェブサイトへのログイン時の2要素認証として使用できる標準規格です。
ChromebookとWindowsノートパソコンのどちらを買うべきかという議論は、様々な側面から議論されています。WindowsはPCをカスタマイズするための多くのオプションを提供しています。一方、Chromebookはこの点で常に苦戦を強いられてきました。Chromebookは主に作業効率を重視して設計されているからです。

Google の Chrome OS 88 には、メディア コントロールと独自のアートを備えたロック画面が含まれるようになりました。
Chrome 88では、Chrome OSの設定メニューから「カスタマイズ」>「スクリーンセーバー」を開くと 、様々な新しいオプションが見つかります。Googleフォトを使って、コレクション内の画像をロック画面に表示したり、Google独自の画像を使用したりできます。Googleによると、現在の天気や再生中の音楽などの情報を確認したり、デバイスのロックを解除せずに曲を一時停止したりスキップしたりすることもできるそうです。例えばGoogle Nestスマートディスプレイほど優れているわけではないかもしれませんが、悪くはありません。

Chrome 88に追加されたセキュリティ機能も同様に便利です。Chrome OSはWebAuthnをサポートするようになりました。これは、対応ウェブサイトへのログイン時にパスワードの入力を省略できる技術です。ブラウザにパスワードを保存するのは、パスワードマネージャーほど安全でも便利でもないと以前から主張してきましたが、パスワードマネージャーはChrome OSではアプリとして動作しません。
代わりに、Dropbox、GitHub、Okta などの対応ウェブサイトにログインする場合は、Chrome OS 内で WebAuthn を使用して、パスワードではなく Chromebook を使ってログインできます。Chromebook は二要素認証の要素の 1 つとして使用され、ユーザーが所有していることが知られています。WebAuthn 対応サイトでは、もう 1 つの要素として、ユーザーが知っている情報(Chromebook の PIN)または ユーザーを識別できる情報の入力を求められます。後者の場合、Chromebook に指紋リーダーが搭載されている場合は、それを使って認証できます。
現在、指紋リーダーを搭載したChromebookはごくわずかですが、この機能の導入は変化の兆しとなるかもしれません。そして、Chrome OS 88がその基盤を築いています。Windows PCで最も便利で優れた機能の一つがWindows Helloです。Chromebookにも同様の機能は搭載されるのでしょうか?