Firefox がブラウザ分野で第 2 位の地位を取り戻した直後、Mozilla は火曜日、多数の重大な脆弱性を修正した人気のオープン ソース ブラウザの次期バージョンをリリースしました。

新しい Firefox 16 では、合計 14 件のセキュリティ勧告に関連する脆弱性が修正されましたが、そのうち 11 件は「重大」と評価されました。
Firefox 16 の注目すべき機能としては、新しい開発者ツールバー、早期 Web アプリのサポート、Mac OS X 版での VoiceOver の予備サポート、Android 版での新しいリーダー モードなどがあります。
「新たな機能が増え続ける」
Firefox 16 で修正された脆弱性には、メモリ破損およびメモリ安全性の問題、バッファ オーバーフローのバグ、スプーフィングおよびスクリプト インジェクションの欠陥などがあります。
これらほとんどの問題は、同じく火曜日にリリースされた Thunderbird 16 と SeaMonkey 2.13 でも修正され、さらに、Firefox と Thunderbird のビジネス向け延長サポートリリース (ESR) バージョンにもバックポートされました。
一方、Firefox 16のデスクトップ版Windows、Mac、LinuxでWebアプリが初期サポートされたことで、開発者はユーザーがインストールし、オフラインで実行でき、「ブラウザウィンドウのクロームを常に必要としない」Webサイトの自己完結型バージョンを構築できるようになりました。Mozillaの説明によると、Webアプリは「ユーザーのすべてのデバイス間で同期するなど、ますます増え続ける新機能にもアクセスできます」とのことです。

最終的には、Web アプリは今後リリースされる Mozilla Marketplace を通じて配布される予定です。
「雑然としたものをすべて取り除く」
Mac ユーザーは、Firefox 16 で VoiceOver スクリーン リーダーの予備サポートがデフォルトでオンになっていることに気付くでしょう。一方、Android 版の新機能には、Firefox Mobile 開発者の Lucas Rocha が今夏のブログ投稿で説明したように、「Web ページから不要な情報をすべて削除し、読みたい情報だけを最小限の UI で表示する」Safari 風のリーダー モードが含まれています。
Android 側の新機能としては、「共有」メニュー項目を使用して「Firefox Sync」オプション経由でタブを他のデバイスに送信する機能や、携帯電話を消去するために作成された悪意のある「tel: URL」を開けないようにする機能もあります。
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