
時々、ゲームの没入感が物足りないと思うことがある。Dirt 3でとんでもない操作をしてみたら、コントローラーが少し震えるだけでした。ふぅ。どうやらそう思っているのは私だけではないようです。New Scientist誌によると、ピッツバーグのディズニー・リサーチのエンジニアたちが、背中の動きを模倣できる「触覚ブラシ」を開発しているそうです。
触覚ブラシは、椅子の背もたれに埋め込まれた12個の振動コイルを使用しています。これらのコイルは、人間の体が複数の感覚を次々と感じ取ると、それを一つの動きとして認識するという感覚錯覚を利用しています。
このトリックを念頭に、ソフトウェアは感覚を再現するようにプログラムされています。例えば、レーシングゲームでコーナリングをすると、椅子のコイルが背中に振動を走らせます。また、コイルを垂直方向に動かすことで雨の降る感覚を再現することもできます。
現在、高級ゲーミングチェアにはスピーカーとフォースフィードバックジェネレーターが内蔵されていますが、振動の強さを変えることしかできません。また、実際に銃撃されたときの痛みをシミュレートすることを目的とした振動ベストもあります。
ディズニーは、袖と胴体にバイブレーターを内蔵したウェアラブルデバイスの開発も検討しています。このデバイスによって、例えばアニマトロニクスのトリケラトプスに触れると先史時代の昆虫が這い回る感覚を味わったり、(私の仮説ですが)エイリアンのよだれが背中を伝って腕に流れ落ちてくる感覚を味わったりと、遊園地での没入感を高めることができると期待されています。
[ディズニーの研究、New ScientistとPopular Science経由]
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