
AmazonのKindle Fireは、Amazonコンテンツへのアクセスに優れた手段であるだけでなく、Androidの最新バージョンであるIce Cream Sandwichを搭載したタブレットを安価に入手できる手段にもなりそうです。XDA開発者フォーラムのハッカー、JackpotClavin氏は、Kindle Fire向けにIce Cream Sandwichのプレアルファ版と称するビルドをリリースしました。しかし、「プレアルファ」という名称が示すように、このリリースにはまだバグが多く、Kindle Fire上でのGoogleのOSの動作改善に貢献したい開発者を対象としています。
発生している様々なバグや問題の中には、SDカードのマウントに関する問題などがあり、ブログ「Liliputing」によると、FireタブレットでIce Cream Sandwichを使用するとビデオのレンダリングに問題があるとのことです。とはいえ、この最新のFireハックは有望なようです。プロジェクトが継続されれば、199ドルのFireは、安価なIce Cream Sandwichタブレットとしては、99ドルのNovo7よりも優れた選択肢となるかもしれません。
FireでICSを試してみたい方は、このリリースは主に開発者向けであることにご注意ください。もし勇気があるなら、このxdaスレッドでFire版ICSを見つけることができます。Liliputingによると、JackpotClavinによるFire版Ice Cream SandwichはCyanogenMod 9をベースにしています。CyanogenModは、デバイスのルート権限(管理者権限)を取得したいユーザーに人気のAndroidバージョンです。CyanogenModの現在の安定ビルドは、Android 2.3 Gingerbreadをベースにしたバージョン7です。
Amazonが11月にKindle Fireを発売して以来、ハッカーたちはこのデバイスに非公式ソフトウェアを実行させようと躍起になっています。Amazonのメディアタブレットの出荷開始からわずか2日後、ハッカーたちはFireのルート化に成功しました。Amazonタブレット用のコマンドラインインターフェースである最近リリースされたアプリ「Kindle Fire Utility」も、デバイスのルート化に使用できます。
Ice Cream Sandwich を実行している Kindle Fire:
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