履き古したチャックテイラー。古着屋で買ったチェック柄のシャツ。iPhone。マルガリータ。バーベキュー。カウボーイハット。ご想像の通り、私はテキサス州オースティンで開催されているサウス・バイ・サウスウエストにいます。
今年、廊下や非公開セッションでの話題の多くは、ソーシャル メディアと地理位置情報の 2 つの事柄に関するもので、通常はこの 2 つが組み合わさったものとなっています。
Google や Nokia などの大手企業の位置情報の動向には幅広い関心が寄せられており、現在これらの企業は GPS、3G、Wi-Fi ネットワークを使用して、位置データと現実世界 (屋内および屋外) の場所を関連付ける巨大なデータベースを構築しています。

Twitterはツイートに位置情報タグを追加すると発表したばかりで、今年も大きな注目を集めています。位置情報タグには、最終的に場所の名前(例:45 Jones Ave.)、場所の写真、そして実際の緯度経度データが含まれるようになります。
Foursquareのような新興企業にとって大きな課題は、これらの大規模データベースにいかにアクセスし、ユーザーのために活用するかということです。APIベースの地理位置情報データベースへのアクセス方法が確立され、小規模なソーシャルメディア企業でも活用できるようになれば、モバイルWebアプリにおける次なる大きなイノベーションの波を巻き起こす可能性を秘めています。
ここでマックスという名の若いHP社員に出会いました。彼は位置情報に基づいた社会啓発と慈善活動のためのサイトを構築したいと考えています。彼の構想では、もし今日ハリケーン・カトリーナが発生した場合、このサイトを利用して被災地の何千人もの人々を動員し、被災者にあらゆる支援を提供できると考えています。このようなサービスがあれば、支援が必要な場所への近さや、支援への関心度に基づいて、人々が迅速にアドホックなソーシャルネットワークを構築できるようになるかもしれません。
ビジネス モデルは少し曖昧ですが、ベンチャー キャピタルの人たちが言うところの「収益化」は、SXSW での会話の主な話題ではないようです。
まだこちらの展示会会場には行っていないのですが、位置情報とソーシャルネットワーキングを活用した魅力的な取り組みをしているスタートアップ企業を探してみたいと思います。どうぞお楽しみに。
では、次のセッションへ。マルガリータはまた後で。
–マーク・サリバン