画像: Valve
ValveのポータブルSteam Deckは、ここ数年でPCゲーム界に登場した最もエキサイティングな新ハードウェアと言えるでしょう。しかし、他のメーカーと同様に、Valveも世界的なチップ不足やその他サプライチェーンの問題によって大きな打撃を受けています。しかし、朗報もあります。Valveは、今週末までに受注したSteam Deckの注文をすべて配送するための部品と時間を確保していると述べています。
この情報は、Steam Deck公式「イベント」ページ(Tom's Hardwareが発見)に掲載された短い投稿の形で明らかになりました。Valveによると、今年初めにポータブルPCゲーム機に影響を与えていたサプライチェーンの問題のうち、少なくとも一部は解決できたとのことです。Steam Deckの注文の一部は前倒しされており、以前は「第4四半期以降」にハードウェアの受け取りを予定していた一部の顧客は、第3四半期の受け取り予定に変更されました。残念ながら、待望のTVドックについては何も発表されていません。
Steam Deckは、堅牢なAMDベースのポータブルハードウェア、最適化されたLinuxベースのSteamOS、そして公式サポート対象ゲームのリスト拡大と初期問題の解決に向けたValveのたゆまぬ努力のおかげで、瞬く間に成功を収めました。発売によって健全なモッダーコミュニティが生まれ、新興のポータブルゲーミングPC市場は爆発的に成長しました。競合他社は、Steam Deckの低価格と柔軟性に対抗しようと躍起になっています。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。