
先週の金曜日、私は閃光のような照明と大音量の音楽、そして何百人もの歓声で満たされたアリーナにいました。ロックコンサートでもNCAAバスケットボールの試合でもありません。ロボット工学の大会、具体的にはカリフォルニア大学デービス校で開催されたFIRSTサクラメント地区大会に出場していたのです。これは、FIRST(For Inspiration and Recognition of Science and Technology:科学技術へのインスピレーションと認識を促進する団体)が主催する、FIRSTロボット工学大会の一環として開催される数多くの地区大会の一つです。
大会の仕組みはこうです。1月のある土曜日の早朝、全米各地から集まった高校生たちがチームを組み、ニューハンプシャー州マンチェスターからのウェブキャストを視聴し、どのゲームでロボットを設計、製作、プログラミングするかを決定します。ウェブキャストの後、生徒たちは6週間かけて長時間の作業を行い、大会で好成績を収められるロボットを作り上げます。製作シーズン最終日の後、チームは2週間の休暇を取り、その後6週間にわたり世界各地で地域大会が開催されます。
地域大会は無料で一般公開されているので、学生たちの努力の成果を目の当たりにし、彼らの試合を観戦する機会となります。(無料だって言いましたっけ?)金曜日や土曜日を過ごすには最高の方法です。もちろん、地域大会に参加するだけでも構いませんが、ゲームについて事前に理解しておくと役に立ちます。
ゲームの仕組み
[上: ゲームの遊び方についての、淡々とした、しかし有益な解説。]
このゲームの基本はこうです。赤と青の2つの同盟があり、それぞれ3体のロボットで構成されています。27フィート×54フィートのフィールドの反対側で、人間がロボットを操作します。各試合は2分15秒で、3つのピリオドに分かれています。最初の15秒間は自律走行ピリオド、その後、ドライバーがロボットを操作できる100秒間のメインピリオド、そして20秒間のエンドゲームです。ゲームの目的は、相手同盟よりも多くのポイントを獲得して試合に勝利することです。
ポイントを獲得する方法は主に2つあります。フィールドの両側にあるラック(各アライアンスが所有)にインフレータブルを吊るすか、終盤に「ミニボット」を展開してフィールドのセンターラインを囲む4本のポールのいずれかを駆け上がることです。また、自律モード中に得点ラックに特別な「ユーバーチューブ」を吊るすことで追加ポイントを獲得することもできます。さらに詳細な情報に興味がある方は、上のアニメーションをご覧ください。
行くべき理由
3対3のロボット競技に魅力を感じないなら、200時間以上も練習を積んできたチームを見るだけでも十分価値があります。先週末、カリフォルニア大学デービス校で開催されたサクラメント地区大会で、何人かの学生と話す機会がありましたが、彼らにはこの大会を観戦しに来たいと思わせる理由がありました。「私たちは未来への扉を開いているんです」と、カリフォルニア州サクラメントのセントフランシス高校2年生、アレックス・ビトルは言います。カリフォルニア州デービスのダ・ヴィンチ・チャーター・アカデミーのデビッド・ラパポートは、バトルボットの登場は期待できないものの、「フィールドではエキサイティングなアクションが見られるでしょう」と語りました。
金曜日はずっと地域大会で過ごしましたが、一分たりとも後悔しませんでした。素晴らしい雰囲気で、行く価値は十分にありました。
いつ行くべきか
大会に1日しか参加できない場合は、土曜日にぜひご参加ください。午後には予選ラウンドが行われ、どのアライアンスが地域大会の優勝者となり、チャンピオンシップへの出場権を獲得するかが決まります。
記事投稿時点では、地域大会がまだ3週間残っています。お近くで地域大会が開催されるかは、全スケジュールでご確認ください。セントルイス地域にお住まいの方は、4月27日から30日までエドワード・ジョーンズ・ドームで開催されるFIRSTチャンピオンシップにぜひご参加ください。
[写真提供:エリザベス・ミスコベッツ]
ブレア・ハンリー・フランクは、ミニボットが電気羊の夢を見るかどうか疑問に思っている。
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